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Re[16]: G線上のアリア

Posted by ht on 1998/08/25 19:31:50:
In Reply to: Re
[15]: やわクラ Posted by Kei on 1998/08/23 22:06:26:

> 私の小学校も当時、 ht さんの所みたく、個人の楽器としてはアコーディオンは含まれていませんでした。各色、十台ずつ(アコーディオンって一台、二台。。って数えるのでしょうか?)くらいしかなかったので、だからこそ「代表」として選ばれたわけです。


 あの4色、由来はなんなのでしょうか。非常に(ウソ)、興味があります。

 ボディとでもいうのでしょうか、そこが赤、緑、青、黒に塗られてるということですよね。まさか、上からエナメルかなんかで塗ってあるというのではないですよね。

 市販品で色々あるということは、由緒正しき由来がありそうです。割込み期待ですね。
 さすがに、自分でごそごそ調べるだけの元気はありません。


> 音楽の教室の机は半分がオルガンで、半分が普通の机でした。
> それが1つずつ隣同士に2列ごとに並べてありました。音楽の得意な子は「先生」というタイトルが与えられ、不得意な子は「生徒」となり、男の子の先生には女の子の生徒、女の子の先生には男の子の生徒が1対1で付き、「先生」はオルガンの机、「生徒」は普通の机に隣同士で座らされました。(ちなみに「先生」でも「生徒」でもない、「普通の人」?もいました。)
>
> 「先生」と「生徒」はペアって、教科書の課題曲(たてぶえ、ハーモニカ等の合奏)の発表に備えたものでした。課題曲をみんなの前で演奏し、先生(ホントの音楽の先生)にパスしてもらわないと「先生」「生徒」の関係を切れないんですね。
>
> 私は「先生」であった事が多かったのですが、たまたま好きだった男の子が「生徒」になったとき、かなりイジワルをしてしまい(「なんでこんなのも吹けないのぉ」とか言って)、泣かせてしまった思い出があります。


 キーボードのできる子が増えていたという現実が見えてくる光景ですね。私達の世代ではクラスに数人もいたかどうか。

 「生徒」のレベルがどのくらいかわかりませんが、私だったら当然「生徒」でしょう。

 「先生」が好きでない子だったら一生懸命練習して早くペアを解消し、好きな子だったらテストでわざと失敗して、延々と彼女を独り占めにしたでしょうね。

 「普通の人」は「普通の人」との男女ペアだったのかな。同性同士もありそうですね。
それじゃ、つまらないかな。まあ、こんなこと、純粋な小学生は考えないか、いや、考えるに決まってる。


> あ、クラシックのツリーでしたっけ。(汗)
>
> えっと。。。
>
> 私はクラシックは全然詳しくないのですが、父が大のクラシックファンで、毎日何かしらかけていたので「あーなんて曲かは知らないけど聴いたことあるーっ」って曲はいっぱいあります。
>
> ちっちゃい頃、父は会社から帰って来るとき、いつも明るいオレンジ色のビニール袋を手にしていて、それは会社のモノ入れるのに使ってる袋かと思っていたら、実は会社帰りにいつも寄って行くレコード屋さんの袋だったのでした。


 そういう家庭もあるのですね。自分もそういう家庭に憧れていたのですが、TVに負けて(自分自身も含めて)そういう環境は実現できませんでした。

 今、ステレオは小部屋に移したので、TVとの戦争は終わったのですが、結局、一番の利用者は私です。


> 今でもカビカビなので全然聴いてないみたいですが、実家には古いレコードがずらーっといっぱいあります。床の間でしたっけ。掛け軸掛けたり、壷飾ったり?するところ。あの畳一畳分のスペースがレコード置き場になっていました。姉の結婚の時、結納かわしたときに、結納グッズ?が床の間のはじっこ(。。っていうかレコードの前)にチンマリと並べられてて「今まで全然床の間の本来の使い方されてなかったなぁ」
と思ったものでした。


 カビは水拭きとか、アルコール拭きすれば、少しはとれるのですが、中まで食い入ったのは針を痛めるかもしれませんね。(確信はもてません、レコード屋さんに聞きましょう。)

 畳1畳に1列なら、400枚くらいでしょうか。それが全てクラシックだったら、すごいですね。

 私は、当初スチールラック(本棚)に入れてましたが、不安定だし、しかも、前に10センチくらいはみ出るのでゴミがたまるということで、組立式のラック(ガラス扉付き)を買い足していきました。何回も引っ越して欠けたところもありますが、重宝してます。

 レコードは引っ越しが大変なんですよ。その点、CDはいいですね。段ボールにポイでいいんですから。


> 洋画で「セブン」ってブラピ(ブラッド・ピット)主演のがありましたよね。ご存知でしょうか?結構キモチワルイ映画なのですが。
> あの映画のワン・シーンで、図書館でのシーンの BGM にきれいなクラシックの音楽がかかるんです。それ聴いてたらなんだか安らいだ気持ちになって眠くなってしまっていた。昔絶対家ででも聴いたことあるだろうなぁと思ってたんだけど、CD欲しくてレコード屋(。。ってまだ
言っちゃいますよね、つい)に行ったのはいいんですが「はて、一体どうやって説明しよう。。」(汗)


 デカプリオは白苺のCMや、「タイタニック」や「仮面の男」のCMでわかるようになったのですが、ブラピはわかりませーん。(穴にはいりたい)


> 父に電話して、電話口で「こんなカンジの曲」って歌ってみたけど全然分かってもらえなかったし。。(涙)」
>
> 結局モロそのまま「ブラピの出てた、セブンって映画の、図書館のシーンでかかってたヤツ」。これでちゃーんとクラシックCD担当の方、分かってくれたから嬉しかったです。。。というか、映画のサントラCDがちゃんとあったので、それを捜し出して来て曲名を教えてくれました。
>
> J.S. Bach Orchestral Suite No.3 in D major, Air
>
> 結局サントラじゃなくてちゃんとした?バッハのCD買って帰りました。で、父に電話したら
>
> 父「なんだアリアやん」
>
> 私「うん。これいいねーっ。なんか聴くと懐かしい気がするし、落ち着くんだよ」
>
> 父「そらせや、子守歌変わりにいつもかけてんだゾ」
>
> 私「ほー」
>
> ちょっとグシッてきちゃいました。
>
> 私のやわクラ・ネタでした。


 なるほど、私なら歌えたと思います。映画で初めて聞いたというのなら無理でしょうが。
通称「G線上のアリア」ですね。千住真理子のレッスンでも第1回の課題曲でした。

 バッハの管弦楽組曲(全4曲)の第3番 ニ長調 BWV1068

 序曲 → エア → ガヴォット → ブーレー → ジーグ の5曲で構成されています。その2曲目のエア(Air)を、後世の人がヴァイオリン独奏用にG線だけで演奏するようにハ長調に編曲したものを、「G線上のアリア」と呼んでいます。

 ここまでは、もちろん、解説書の受け売りです。
 アリアのエピソードは知ってましたが、調名とか、BWV番号(シュミーダー番号といって、バッハ作品の整理番号です。ジャンル別に通番がふってあり、作曲順ではありません)とか、舞曲の順番とかは頭には入ってません。

 ヴァイオリンの小品集をあたれば、入ってること多いですから、是非、こちらの方も聞いてみてください。

 ヴァイオリンの1本の弦と、小編成のオーケストラ(エアは弦楽部だけ)との対決です。どちらも、なかなかのものですよ。

 実は、これ以外にも「G線上のアリア」をアレンジしたものもあるのでややこしくなるのですが、それほど、人気のある曲ということです。

 またまた、蘊蓄が長くなりました。(苦笑)


 子守歌とは、しゃれたお父さんです。
 眠くなるわけです。刷り込みは、こわいですな。(笑)


気になることがひとつ。

 Keiさんち、寝室にステレオがあったのですか。それとも、リビングで子守歌を流し、寝込んだのをふとんに運ばれていったのでしょうか。