Posted by ht
on 1998/08/28 19:44:31:
昨夜(8月27日)、やっとお互いの都合が合い(辛いね)、遅まきながらの「夏バテ回復できるかなデート」を敢行。
あんまり、期待もたせてもいけないので、事実を述べましょう。
娘とコンサートに行きました。無料なのがいかにも、つましい私らしさが出ている。(ホントか?)
ギリギリの入場になり、2階席になってしまいました。満員盛況で、2,600人と言ってたかな。
小編成の弦楽合奏(フルで8+3+3+1=15人)で、2曲だけゲストのソロがつくという内容。今回はそのうちの1曲について。
バッハ ブランデンブルグ協奏曲 第5番 ニ長調 BWV1050
全6曲の中では、一番有名な曲かな。メロディーを聞けば、あっ、これ聞いたことがあるという人が多いと思います。
ヴァイオリン:4名、ヴィオラ:2名、チェロ:1名、コントラバス:1名、計8名の弦楽合奏に、ソロとして、ヴァイオリン、フルート、ピアノがつく。ピアノは通奏低音も兼ねる。実際はピアノの譜めくりがいるから、12名が壇上にいるという情景。
えっ、ピアノ! という人は、知ってる人。
普通というか、原曲はチェンバロ(ハープシコードともいう)なんですが、チェンバロがなかったのか事情はわからないけど、ピアノでした。
私なりの解釈ですが、ピアノソロだと、チェンバロ曲を弾いても現代奏法で、と言っていいかは自信ないけど、必要以上に強弱をつけてもいいわけです。演奏家の解釈ですから。
今回は合奏曲(協奏曲)なので、ピアノだけ目立ってはいけないわけで、軽いタッチというか柔らかくあるいは弱く弾かねばならないわけです。そのへんにも、注目して聴いてました。
大ホールにもかかわらず、ズーンと弦の響きが伝わってきます。いいよな、木は。
車で言えば、自然吸気とターボの差。
私は、クラシックのコンサートは普通、目をつぶって聴くのです。変ですか。
今回は、目をずっと開けてたんです。久々の生で、耳だけでは心許ないし、ボードに最近、弦楽器のことを書いたばっかりだったので。
それで、発見。
第2楽章は、ピアノ、フルート、ヴァイオリンのソロイストだけの演奏になるのですが、他の弦楽合奏のメンバー8名が、5分間位、ぬーっと立ってるわけですよ。ちょっと目配せしたりしてお話をしてるように見えたヴァイオリン奏者もいたけど。
言い忘れてました。この曲に限って、弦楽部はチェロを除いて椅子なしでした。
目をつぶってたり、レコードを聴いているだけでは気付かないことでした。
まあ、そんなこんなで、21時に終演。
Keiさんのお父さんと違って、クラシックを子守歌に使ってこなかったせいか、娘はいまいち感動してなかったな。「早く、食べにいこう」ばっかり。(笑)
ファミレスで1時間ほど過ごし、無事、帰宅いたしました。 |
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