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Re: ドラマ「ハルモニア」の感想

Posted by ht on 1998/09/18 00:15:06:
In Reply to:
ドラマ「ハルモニア」の感想 Posted by MaSA on 1998/09/17 02:54:20:

> htさん、新規のツリーをありがとうございます、書き易くなりました。
>
> 原作読んじまってこんがらがっているのはhtさんと同じなんですが、10回で終わるとは予想外でした。もうちっとやると思っていたのに。


 24時間テレビがあったから、9回です。
 1楽章を2回に分けてドラマ化していたのが、第6回までです。


 これは、私がにゃおさんへ、第6回の感想をレスしたときですから確かです。ちょうど、私の原作読みが第4楽章へ入ろうというところでした。アマティを盗むのじゃなくて、中谷美紀(ドラマの話が主体なので美紀にしときます)の誘拐で、あれー、今後の展開が読めないとか、書きました。

 残り2楽章を、3回で描かざるをえなかった無理が、MaSAさんの足りないという感覚なのではないでしょうか。



> 結局、オープニングはそのまま最終回のエピローグでしたね。原作より先まで描いちゃってました。(←そこが気に入らないんだけど)由希が死んじゃうのはしょうがないとして、素人が「焼いちゃ」拙いだろう、いくらなんでも。そういうのを「死体遺棄」と言うのだぞ。あの描写は、嫌な意味で引っ掛かります。


 まさしくそうでした。全部撮りきっていたのですね、多分。


 火葬が、犯罪ということまでは思い至らなかったですが(ノーテンキですな)、あの程度のたき火では、完全燃焼しないぞ、骨灰なんてできないぞ、とつぶやいていました。

 山の遭難者を焼くシーンを、映画だったか、ニュースだったかで見たことありますが、どでかいキャンプファイヤーでしたよ。

 骨を拾った経験はまだ3回しかありませんが、現実の火葬場でも、重油で1〜2時間位かけて焼いても、大腿骨とかは残りますからね。

 でも、自然葬のアイデアはナイスだと思いましたよ。



 ところで、見落としたのですが(もう忘却のかなたなんです;情けない)、海へ投げ捨てたあのチェロケースの中には何が入っていたんですか。骨ですか、石ですか、絵ですか、なにもなしですか。チェロは焼いてましたよね。


 ガーン、ガン、ガン。
 ここの部分はビデオに残ってるはずでした。出直します。


















 中谷美紀と、衣服と、チェロの焼却灰でした。(大汗)

 あの映像では、土葬にして、衣服とチェロだけ焼いたというのが現実味がありますが、堂本光一の独白がそれを否定しています。(後述)



> いっそテレビは、超ハッピーエンドにしちゃう、って手も有ったと 思わないではないな。最後にあんな「八つ墓村のたたり」みたいな声を出すんじゃなくって、音楽の能力は消えちゃったけど代わりに普通の感情と声を得るみたいな。(←お気楽^^;;)


 ハッピーエンド案は、ありえますね。

 私も、美紀ちゃんの笑顔(例のお茶のCMみたいな)を最後まで期待しとったのです。彼女も大変だったでしょうね、このドラマの演技。


 ピンポイントで、失礼しました。




『彼女に初めて会ったのは、良く晴れた初夏の公園の、大きな木の下だった。彼女を知らなかったら、僕は今、ここにいることもなかっただろう。そして彼女もまた、僕を知らなければ、こんなにも早く、この海に還ることもなかっただろう。彼女は、これで幸せだったんだろうか。結局、確かめることはできなかった。確かなことと言えば、言葉を持たぬ彼女が、最後に一度だけ、僕に返事をくれたこと。それだけだ。
 最初で、そして最後の彼女の声は、打ち寄せる波にさらわれることなく、今でも僕の耳の中に、確かな響きとして、残っている。』