コンサート2009

ホームへ          上へ

今年、視聴したクラシック・コンサートなどの記録です。

2009 かごしま県民第九演奏会
12月13日(日) 曇 16:00〜17:35 宝山ホール
          
鹿児島交響楽団及び一般参加演奏者
大山 平一郎(指揮)
馬原 裕子(ソプラノ)
福島 史子(アルト)
米澤  傑(テノール)
池田 直樹(バス)
かごしま県民第九合唱団
田丸 寛 合唱指揮
ワーグナー マイスタージンガー前奏曲
ベートーヴェン 交響曲第9番 ニ短調 作品125

昨年は娘と一緒だったのだが、今年はスケジュールが合わず一人。

職場の人に「よく一人で行けるね。」と言われるが、これが一般的な印象なのだろうか。コンサートも登山も単独行が普通の私にはその質問のほうが不思議である。

宝山ホールは、基本的に1ブロック11席なのだが、私の所は最後まで誰も来ず。今年は満席ではなかったということである。これも不況のせい、なんてことは言えないけど。

演奏はというと、どうもしっくりこないところがあった。特にホルンやティンパニー。それでも、やはり合唱が始まるとそんなことはどうでもよくなっていく。

ちなみに、コントラバス8名だった。前回のブルックナーについてのコメントは怪しくなってきた。
 

読売日本交響楽団名曲コンサート
12月9日(水) 曇 19:00〜21:15 鹿児島市民文化ホール
          
読売日本交響楽団
下野竜也(指揮)
河村尚子(ピアノ)
モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」序曲
モーツァルト ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
 (休憩15分
ブルックナー 交響曲第4番 変ホ長調 WAB.104(ハース版第2稿)

河村さん、CDも含めて初めて聴いた。第1楽章のカデンツァ、こんなに長かったのかなと感嘆。途中で、携帯の呼び出し音が響く。相変わらず、馬鹿者はいる。

休憩をはさんで、いよいよ、ブルックナー。

モーツァルトの2倍位の団員が登場する。弦は、1.5倍から4倍に。なかでも、コントラバスは2名だったのが8名と大増員。金管はホルンが5名、トランペットが4名に。トロンボーン3名、チューバ1名が新規追加。変化なしは、フルート以外の木管とティンパニー。この構成を必要とするから、鹿児島の演奏会ではなかなか聞けない曲ということか。

ブルックナーの咆哮を十分味わった。

最後に下野さんが凱旋の挨拶をして、「アンコールはありません。」で終了。
 

フェスティバル・ストリングス・ルツェルン with 神尾真由子
11月30日(月) 晴 19:00〜21:20 鹿児島市民文化ホール(第2)
          
フェスティバル・ストリングス・ルツェルン
アヒム・フィードラー(指揮)
神尾真由子(ヴァイオリン
モーツァルト ディヴェルティメント ヘ長調 K.138
イリス・シェギ 悲しき音楽
メンデルスゾーン 弦楽のための交響曲 第9番 ハ長調
 (休憩20分
ヴィヴァルディ 四季

第1部。

チェンバロは奥で第2部での出番を待っている。vnが5+4名、vaとvcが3名、cbが1名の
計16名の弦楽合奏団。男女8名ずつ。vnを両脇に、その間に左からvc、cb、vaという配置。

モーツァルト、136・137・138でよくカップリングされているディヴェルティメントの最後の曲。そのせいか、あまり身になじんでいないのは私だけではないのだろう。第3楽章が終わっても、しばらく拍手が起きず、指揮者もとまどっていた。

2曲目。初めて聞く曲だった。現代音楽の部類に入るのだろう。第2楽章はバッハを思わせるものがあり、親しみやすさを覚えた。

この後いったん楽員は退出。座席の移動が行われた。第1vnからvaへ女性が1名移動して、vnとvaは全て4名の編成になる。弾き分けなんて器用なものである。

メンデルスゾーン、これも初めて聞く曲。第2楽章で、vnだけ、その他だけ、vnだけ、そして一緒にという順番で演奏されたのが視覚的にもおもしろかった。

20時5分から25分まで休憩。

第2部、いよいよ神尾真由子さんの登場。弦楽合奏は、最初の編成にチェンバロが加わり、vaが1名減になった。

日頃は、イ・ムジチのCDを聞いているのだが、それと比べると激しかったのかな。音はやっぱり生の方が綺麗。

アンコールは、神尾さんの独奏で、パガニーニのカプリース(13番)。これは、N響アワーのカプリッチョで耳になじんでいる曲。

そして、ラストにもう1曲。四季の夏の第3楽章。

会場でCD購入の方には、フィードラーさんと神尾さんのサイン会があるということで行列ができていた。

来年の日フィル九州公演、ソリストの一人が神尾さんなのだが、鹿児島は小山美稚恵さんのチャイコフスキー。これはこれで楽しみである。チケットは購入済み。

22時頃帰宅。久しぶりの休肝日となった。
 

鹿児島交響楽団第73回定期演奏会
11月8日(日) 晴 14:55〜17:05 宝山ホール
          
鹿児島交響楽団
小山 昭洋(指揮)
楠声会合唱団(合唱)
久保 禎 霧島 〜オーケストラのための〜
郡山 脩 男声合唱組曲「火の鳥」 〜桜島〜
 (休憩20分
ガーシュウィン キューバ序曲
バーバー 弦楽のためのアダージョ
ガーシュウィン 交響的絵画「ポーギーとベス」

開演5分前に、前理事長の故堅山博美さん追悼(1周年)で、ドヴォルザークの新世界第2楽章を演奏。「家路」のメロディの部分だけかなと思っていたが、楽章全部、約15分の演奏だった。

指揮者の小山さんが、前後の拍手はご遠慮をとお願いしたにもかかわらず、従わない人たちがいた。話を聞いていなかったのか、無視したのか。残念である。

前半はもちろん初めて聞く曲。後半もガーシュウィンはまだ1回しか聞いていない曲。その意味で、プロローグとエピローグが周知の曲でよかった。

ポーギーとベスの最初の曲「キャットフィッシュ・ロウの情景」でトランペットと思える音色なのだが、誰も吹いていない。その後、堂園さんが中途入場してきたのだが、ひょっとして舞台裏で吹いていたのだろうか。

ちなみに、アンコールは、庭の千草。ソロは、コンサートミストレスの福原洋子さん。
 

かごしまバレエフェスタ くるみ割り人形
10月29日(木) 晴 18:35〜21:15 宝山ホール
          
主な配役
 クララ: 森下洋子
 くるみ割り人形・王子: 清水哲太郎
 ドロッセルマイヤー判事: 鄭一鳴
 雪の女王: 佐藤明美
 雪の王: 石井瑠威
 アラブ ソリスト: 小菅紀子 橋本達八
 花のワルツ プリンシパル: 山川晶子 鈴木正彦
清水哲太郎(台本・演出・振付)
チャイコフスキー くるみ割り人形
山形屋で鹿児島交響楽団の定期演奏会のチケットを購入してから、宝山ホールへ。

既に開場していた。バレエを習っているのだろうか、子供の観客も多かった。そして、圧倒的に女性が多かった。

2度目のバレエもチャイコフスキーになってしまった。白鳥の湖より耳になじんでいる曲が多い。第2幕第3場のヴァイオリンソロ、美しい曲である。 ちなみに、音楽は生ではなく、PAである。この低価格(4000円)では仕方があるまい。

森下洋子さん、ひょっとして私より年長ではなかったか。予想以上に小柄な人で、クララ役としてはぴったり。踊りになると大きく見えるのはさすがである。

アンコールは、クリスマスメロディからお正月まで。2ヶ月も早くクリスマス気分になってしまった。
 
ウィーンの森 バーデン劇場
月15日(火) 晴 18:00〜21:15 宝山ホール
主な配役          
 ドン・ジョヴァンニ(Br): ゲェオルグ・レェナェル
 レポレロ(B): ルッシィ・ニィコフ
 ドンナ・アンナ(S): ヴェロニカ・グロイス
 ドンナ・エルヴィラ(S): ヴェロニカ・ファルカァス
 ドン・オッターヴィオ(T): セバスティアン・フックスベルガー
 コメンダットレ(B): ファルマル・サアァル
 マゼット(B): イゴール・レヴィタン
 ツェルリーナ(S): エヴァ・クムプムゥレァル
ウィーンの森 バーデン劇場
クリスチャン・ポラック(指揮)
モーツァルト 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
 第1幕 18:00〜19:35
  (休憩20分
 第2幕 19:55〜21:15
宝山ホールに、17時20分到着。全席指定なので行列はできていない。満員ではなかった。

宝山ホール以外でチケット購入した人には受付で解説書をもらえるのだが、それがなんと100ページもある冊子であった。

楽譜と、それぞれの情景のあらすじが記述されている立派なものである。これが無料とは、相当の補助金が出ているのだろう。

オペラは、長崎ブリックホールでの「カルメン」以来、10年ぶりである。

例によって、舞台の両袖に、字幕スーパーが出るのだが、省略が幾分多いのに違和感を感じた。

後方の席だった(日フィルならS席になる場所ではある)が、楽しめた。小遣いの少ない私は、このところ安い席を購入して、できるだけ多くのコンサートに行きたいと思っている。

カーテンコールでは、エルヴィラとレポレロへの拍手が大きかったが、同感である。
 
鹿児島伯林的管弦楽団
月30日(日) 晴 15:00〜16:40 谷山サザンホール
          
鹿児島伯林的管弦楽団
中井 章徳(指揮)
ラヴェル 古風なメヌエット
ドビュッシー 小組曲
 (休憩15分
ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ
ストラヴィンスキー バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
バレエ・リュスのパリ・デビュー100周年、ディアギレフの没後80年に因んで彼にバレエ音楽を提供した作曲家の作品を選んだそうだ。

パヴァーヌは乱れが目立ったが、全体としては好演だった。

アンコールは、
フォーレ 「マスクとベルガマスク」序曲
ワーグナー 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲

昨年は土曜日の夜だったのだが、今年は日曜日の昼。外は暑かった。
 
劇団四季 ウェストサイド物語
月14日(金)  曇 18:35〜21:30 鹿児島市民文化ホール
          
<オリジナルプロダクション>
演出・振付: ジェローム・ロビンス   音楽: レナード・バーンスタイン
作詞: スティーブン・ソンドハイム   台本: アーサー・ロレンツ
<日本プロダクション>
演出: 浅利慶太   装置原案: 金森馨   装置: 土屋茂明   照明: 吉井澄雄
ジェローム・ロビンスによるオリジナル振付の再現: ジョーイ・マクニーリー
ミュージカルを舞台で見るのは初体験。映画でも3本しかない。

サウンド・オブ・ミュージック、マイ・フェア・レディ、そしてウェストサイド物語。シェルブールの雨傘もだった。まだあったかもしれないが、一桁台なのは確かである。

ウェストサイド物語は、高校時代、天文館の文化で見たのだと思う。カセットを持ち込んで録音したのではないかな。

CD購入は10年ほど前。サウンドトラックとバーンスタインの全曲版。他にピアノ・デュオもある。

今日の音楽は、生ではなく録音が左右のスピーカーから流れてくる。役者たちはそれに合わせて歌い踊る。

座席は2階の奥だったので、表情を読みとるのは難しいが、踊りは問題ない。

オリジナル振付を再現しているということで、抽象的な表現も多々あり想像力を駆使せねばならないところもあった。そこが映画と違うところだろう。

歌は、昔からそうなのだが、五重奏が一番好きだ。

休憩が20時10分頃から20分間入ったのだが、ないほうがいいのにと感じた。トイレ休憩の意味なのかな。
 
第30回霧島国際音楽祭
月7日(金)  曇 19:05〜21:00 宝山ホール
          
キリシマ祝祭管弦楽団
下野 竜也(指揮)
ダニエル・ゲーデ(ヴァイオリン)
モーツァルト セレナード第13番 ト長調 K.525 「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」
メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
 (休憩15分
ベートーヴェン 交響曲第7番 イ長調 作品92
始めに下野さんの挨拶あり。降灰の話なども出る。

モーツァルトは、当然、弦楽メンバーだけ、コントラバスは1名というこじんまりとしたサイズで、指揮者はなし。

各楽章間で拍手が入るのには違和感を覚えるが、自分も思わず3・4の間でやってるのだから、目くじらたてることもないのか。

メンデルスゾーンでは、切れ目なく演奏されるので問題なく、ベートーヴェンでは一転、楽章間での拍手はなくなった。これは、どういうこと?

メンチャイ、CDではハイフェッツと諏訪内晶子で聴いているが、ゲーデさんのヴァイオリン、どちらとも違うと感じた。テンポの意識的な揺れが特徴だなと思った。

下野さん、メリハリのあるわかりやすい指揮だった。

アンコールは、弦楽だけの演奏が続きフィナーレでティンパニーが加わるもの。初めて聞いた曲だった。

観客には、音楽祭の受講生も多数来場しているようで、ホール横には迎えのバスが数台停まっていた。

帰りは風で灰が舞っているなかを傘もささずに(持ってきていなかった)駐車場へ急ぐ。フロントにはそれほど積もっていなかったが、風で吹き飛ばされたのか、隅には数ミリ積もっていた。今朝洗車したばかりなのに。

帰宅後、ビールを飲みながら「オルトロスの犬」(TBS)を見る。酔っぱらい状態での仕掛け作りは危険なのでパス。
 
鹿児島チェンバーオーケストラ 「夏の音楽週間2009」
月11日(土)  晴 18:30〜20:30 鹿児島市民文化ホール
          
鹿児島チェンバーオーケストラ
シューベルト 交響曲第5番 変ロ長調 D.485
ショスタコーヴィチ ピアノ協奏曲第1番 ハ短調 作品35
 市野 あゆみ(ピアノ)
 高橋 敦(トランペット)
 (休憩15分
ハイドン 協奏交響曲 変ロ長調 Hob.I−105
 真邉 省至(指揮)
 安永 徹(ヴァイオリン)
 進 史絵(オーボエ)
 銅銀 久弥(チェロ)
 佐藤 由起(ファゴット)
アンコールは、プッチーニ 弦楽四重奏曲「菊」(弦楽合奏版)
18時過ぎ開場。今度は第2ホール。

指定席エリアの直後に座る。両脇があいているので楽だった。目の前の指定席に中年のカップルが開始直前に座ったのだが、女性の香水が鼻について集中できなかった。

シューベルトが終わったところで座席を右へ3個ほど移って難を避けることにした。

シューベルト、持ってないかなと思っていたのだが、バーンスタインのCDにカップリングされていた。じっくり聞いてみようと思う。

ショスタコーヴィチ、最近のN響アワーで初めて見聞きした曲だったので、もうけもの。

曲には関係ないのだが、ハイドンのオーボエ・ソリスト、進史絵さん。3月19日の鹿児島クラリネットフィルハーモニーの演奏会では違う名字だった。
 
鹿児島大学学友会管弦楽団第81回定期演奏会
月11日(土)  晴 14:00〜15:55 鹿児島市民文化ホール
          
鹿児島大学学友会管弦楽団
大河内 雅彦(指揮)
清水 万敬(ホルン)
ベートーヴェン 序曲「コリオラン」  作品62
リヒャルト・シュトラウス ホルン協奏曲第1番 変ホ長調 作品11
 (休憩15分
ドヴォルザーク 交響曲第6番 ニ長調 作品60
アンコールは、ブラームス ハンガリー舞曲第1番
 
アンコール以外は、0回〜数回しか聞いたことのない曲だった。

ベートーヴェン、休止が何度も入る曲。指揮者がいないと合わせるのは難しいかもしれない。

ホルンの響き、いいですね。

ドヴォルザーク、7番・8番・9番はよく聞くけど、6番は初めてかもしれない。第2楽章、木管の掛け合いは心地よかった。

今までのアンケートで要望があったとかで、今回は指揮者のMCが入ったのはよかった。
 
鹿児島交響楽団第72回定期演奏会
月21日(日) 曇 15:00〜17:00 宝山ホール
          
鹿児島交響楽団
曽我 大介(指揮)
志野 文音(ギター)
リムスキー・コルサコフ スペイン奇想曲
ロドリーゴ アランフェス協奏曲
 (休憩15分
チャイコフスキー イタリア奇想曲
ハチャトゥリアン 組曲「仮面舞踏会」

リムスキー・コルサコフ スペイン奇想曲
2月の日フィルでも聞いていたことをすっかり忘れていた。

ロドリーゴ アランフェス協奏曲
第2楽章の後半で、曽我さんが指揮棒を前方へ飛ばしてしまった。第3楽章を始める前に手渡しで順繰りに前へ運ばれた。

アンコールは、ギターソロで、アランフェス〜情熱大陸みたいな感じの曲(スペイン?)

オーケストラのアンコールは、終始強音の曲。演奏者は気持ちよかったろう。初めて聴く曲だったが、ハチャトゥリアンだったのかな(ガイーヌとか)。現在、問い合わせ中。
−−−
「ガイーヌ」から、レズギンカでした。
 

鹿児島南高等学校吹奏楽部第4回定期演奏会
月5日(月) 晴 17:30〜 19:20 谷山サザンホール
          
鹿児島南高等学校吹奏楽部
小山 昭洋(指揮)
ふと、南高吹奏楽部の定期演奏会はGWだったよなと思い出し、南日家庭メモで調べると今日だった。時間は昼ではなく、17時半から。

17時15分頃到着。既に8分の入り。今回は真ん中より後に座ってみた。

第2部はOB。

こどもの日ということで「ヤッターマン」の演奏があり、最後にヤッターマンチームとドロンジョチームに扮した学生がキャンディを撒く。
 
鹿児島クラリネットフィルハーモニー第7回演奏会
月19日(木) 曇後雨 19:00〜20:40 サンエールかごしま
          
鹿児島クラリネットフィルハーモニー
中島 暢宏(指揮)
ラヴェル 古風なメヌエット
ドビュッシー アラベスク第1番
ドビュッシー 小組曲
シュワルツ カプリッチォ
 (休憩)
バルトーク ルーマニア民族舞曲
マルチェッロ オーボエ協奏曲
バッハ トッカータとフーガ
一昨年は、サンエールかごしま。昨年は、谷山サザンホール。今年はサンエールかごしま。前回は市電を利用したのだが、今回は駐車場が利用できることを知ったので車で出かけた。

休憩を挟んだ両曲は、初めて聴く曲だった。もともとクラリネットのために書かれた曲はシュワルツだけで、他は全て編曲。

オーボエのソロは、青いドレスの新宮領史絵さん。座席が前の方だったので演奏している姿は見えなかったのだが、チェンバロのような音を出すボックス状の楽器がちゃんと通奏低音を奏でていた。クラリネットでフルートのような音も出していた。なかなかの編曲である。

また、バッハはパイプオルガンを彷彿させる音を出していた。

アンコールは、
サティ ジムノペディ第1番
ハチャトゥリアン 剣の舞
そして、いつもの曲。

20時40分頃、終演。外は雨が降っていた。
 

早春コンサート
月21日(土) 晴 15:00〜16:25 鹿児島市民文化ホール(第2)
          
鹿児島市民文化ホール・谷山サザンホール友の会 第1回『感謝のつどい』

半分位の入り。

第1部 薩摩琵琶と雅楽
 島津義秀(薩摩琵琶・龍笛)、桜井和利(笙)、宮田薫(篳篥)
・城山
・越天楽
・五常楽

(休憩10分)

第2部 早春にうたう
 堀之内孝子(ソプラノ)、寺薗玲子(ピアノ)
・早春賦
・みかんの花咲く丘
・芭蕉布
・美しき天然
・ゴンドラの唄
・「カラタチの花」変奏曲(?) ピアノ独奏
・私のお父さん
・歌に生き、愛に生き
・手紙 ピアノ弾き語り
最後に観客も一緒に合唱
・春よ来い
・どこかで春が
・花
 
日本フィル第34回九州公演
2月19日(木) 雨 19:00〜21:1 5 宝山ホール
          
日本フィルハーモニー交響楽団
小林 研一郎(指揮)
横坂 源(チェロ)
扇谷 泰朋(ヴァイオリン)
リムスキー=コルサコフ スペイン奇想曲 
ドヴォルザーク チェロ協奏曲 ロ短調
 休憩(15分)
スメタナ 交響詩「わが祖国」より3曲
 高い城、モルダウ、ボヘミアの森と草原より

宝山ホールに到着したのは開場直後。雨が降っているので行列は壁際に折れ曲がっている。

18時20分からロビーでウェルカムコンサート。バスーン+弦楽五重奏。ファゴットはドイツ式、バスーンはフランス式なのだそうだ。のだめカンタービレの文庫本第16巻に詳しく出ているとのこと。バスーンのソロをはさんで3曲が披露された。

18時40分、客席に移動。満席である。

・スペイン奇想曲
 第5曲のカスタネット奏者の手つきが見事。

・チェロ協奏曲ロ短調
 ソリストは22歳の若さ。遠目からは小栗旬が弾いているように見えるかっこよさ。チェロとフルートの絡み合いが印象的だった。

・交響詩「わが祖国」より3曲
 ハープの独奏で始まる。2台編成なのを初めて知った。耳では聞き分けるのは難しいよね。

アンコールは、マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲
 

鹿児島大学学友会管弦楽団第80回定期演奏会
月18日(日)  雨 14:00〜15:55 鹿児島市民文化ホール
          
鹿児島大学学友会管弦楽団
工藤 俊幸(指揮)
田中 理絵(ピアノ)
シベリウス 交響詩「フィンランディア」 作品36
ベートーベン ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」
 休憩(15:00〜15:15)
ボロディン 交響曲第2番 ロ短調

雨のせいか、それとも、メインがポピュラーでない曲のせいか、入りは50%位だったろうか。おかげで、いい席に座れた。しかも、両隣が空いているので楽だった。

第1vnが左、第2vnが右、vaがその奥、vcが真ん中、cbが第1vnの奥という配置。

1曲目は、これくらいの長さの曲がいい。

ピアノは少々スムーズさに欠ける印象をもった。女性の細腕ではという先入観があるせいかもしれない。

ボロディンは、3管編成なのだが、ホルンだけ5本という構成だった。初めて聴いたのだが、素直に入ってくる曲だった。CDを捜してみようかと思う。

アンコールは、チャイコフスキー バレエ組曲「眠れる森の美女」よりワルツ(?)
 

第7回谷山音楽祭
1月11日(日) 曇 13:30〜16:00 谷山サザンホール
          

1.谷山小学校手作り民族楽器クラブ with 中尾真一 & 木下賢也
 ・語りかける大地
 ・大地の詩〜共生〜
 ・地球に優しい森
指導の中尾先生がいたからできたクラブだろう。子供たちの表情が緊張のせいか、楽しそうに見えなかったのが気になった。

2.鹿児島南高等学校ダンス部
 ・自然の力
鹿児島情報高等学校の島村先生が作曲した音楽にあわせた創作ダンス。人数が多かったので、少々の乱れは見られたが熱演であった。

3.原田佳奈子(fl)
 ・サン=サーンス ロマンス OP37
 ・ボルン カルメン・ファンタジー
原田学園理事長の姪御さんらしい。素晴らしいテクニックだった。会場の子どもの泣き声がなければもっとよかったのだが。

4.堂園和也(tp)、堂園さおり(cl) with 西谷山児童クラブ
 ・ドリーブ 歌劇「ラクメ」より 花の二重奏
 ・この広い野原いっぱい
 ・世界中のこどもたちが
堂園夫妻、いろいろなコンサートでお目にかかっています。2曲目・3曲目は子どもたち(小学1〜3年生)の合唱も入ったのだが、1年生だろうか元気のいい男の子が調子が外れていても元気に歌っているのが印象的だった。

(休憩)

☆ロビーミニコンサート
 
Createur Saxophone Quartet
 ・篤姫メインテーマ
 ・長崎は今日も雨だった
 ・赤トンボ
サックス、いい音色です。

5.鹿児島情報高等学校吹奏楽部
 ・
R.W.スミス 交響曲第2番「オデッセイ」より
 ・ど演歌えきすぷれす
 ・羞恥心
1・2年生だけのメンバー、つまり、まだ結成2年目ということかな。全日本に出場して銀賞獲得とか。圧倒的な迫力であった。ただ、演奏前に、大会のビデオが放映されて、そのナレーションをなぞって演奏が始まったのだが、必要性を感じなかった。

6.吹奏楽合同ステージ
 ・篤姫メインテーマ
 ・風になりたい
 谷山小学校吹奏楽部+西谷山小学校金管バンド部+
 谷山中学校吹奏楽部+鹿児島情報高等学校吹奏楽部
今日2度目の篤姫である。鹿児島ではまだまだ聞くことになりそうである。

7.フィナーレ
 ・ふるさと
昨年と同じ趣向である。参加者全員出場で、観客も歌で参加。

 

ホームへ          上へ