コンサート2012

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今年、視聴したクラシック・コンサートなどの記録です。

第3回みやまスペシャルコンサート
神話の里に降る音楽物語
〜スノーマンとミュージック絵巻〜
12月23日(日) 晴 14:00〜16:00 みやまコンセール
          
桃坂寛子(ピアノ)
八木まゆみ(ソプラノ&ナレーション)
田中愛(ヴァイオリン)
平山美津代(クラリネット)
中間貴子(マリンバ・打楽器)
東綾佳(スノーマン)
RMSあいら音楽教室のみなさん(ハンドベル&小さなスノーマン)
宮本梧郎(演出)
北元順(照明)
パッヘルベル カノン
アダン 聖夜
シューマン 幻想小曲集作品73から 第1曲・第3曲
仲俣申喜男 ドリュアス ファンタジー〜マリンバソロのための〜
ショパン バラード第1番ト短調作品23
サラサーテ ツィゴイネルワイゼン
 (休憩 10分)
きよしこの夜〜あら野の果てに〜牧人ひつじを〜神の御子は今よりしも〜もろびとこぞりて
ブレイク 音楽劇「スノーマン」

マリンバ・ソロは、フリー・ジャズの趣。

スノーマン。ナレーションでは右手を引かれてと言っているのに、ダンサーは左手を差し出しているなどいい加減な振付も見られたが、まあまあ楽しめた。
 

2012 かごしま県民第九演奏会
12月16日(日) 晴 16:05〜17:45 宝山ホール
          
鹿児島交響楽団
尾崎 晋也(指揮)

馬原 裕子(ソプラノ)
谷 由里子(アルト)
米澤 傑(テノール)
水 成孝(バス)
かごしま県民第九合唱団
片倉 淳(合唱指揮)
シベリウス 交響詩「フィンランディア」 作品26
ベートーヴェン 交響曲第9番ニ短調 作品125

2年ぶりの、県民第九。

堂園さん、旦那さんは記載あり。里さんは名前がなかったが、登場。プログラムを見ると、名字が変わっていた。

指揮は、MBCユースオケでおなじみの尾崎さん。ゆったりとしたテンポ。これのほうが、オケにとっては難しいのでは。

今回の席は最悪。左後方、右後方、そして右。演奏中に、ぺちゃくちゃしゃべる奴がいる。殴ってやろうかと思ったが、実行はせず。
 

鹿児島交響楽団第79回定期演奏会
11月11日(日) 曇 15:05〜17:05 宝山ホール
ゴウ 芽里沙(p)
鹿児島交響楽団
大山 平一郎(指揮)
フォーレ 組曲「ペレアスとメリザンド」 作品80
サン=サーンス ピアノ協奏曲第2番ト短調 作品22
 (休憩15分)
フランク 交響曲ニ短調

ステージに、堂園夫妻(cl、tp)、里さん(cb)の姿がなかった。

サン=サーンスとフランクのCDは持っているが、フォーレは持っていない。ただ、第3曲「シシリエンヌ」は知っているメロディーだった。いずれにしろ、生で聴くのは全て初めての曲である。

今日の圧巻は、芽里沙さんのピアノだろう。室内楽では聴いたことがあったが、協奏曲は初めて。楽しんで弾いているのが、伝わってきた。

フランク、最強音でもっと音量が得られればというのは、ないものねだりだろうか。ちなみに、クラリネットの隣ではなく、ファゴットの右隣にバスクラリネット。低音側に置いたということだろう。プログラムに記述はなかったが、クラリネット(4名記入)の誰かが担当したのだろう。

3曲ともフランスの作曲家なので、アンコールもそうだろう。ドビュッシー、ラヴェルなどになるだろうが、短い曲が見つかるかなと思っていたら、大穴の「シシリエンヌ」だった。
 

フルート&オーボエ Vol.6 パリの風
10月18日(木) 晴 19:05〜20:55 サンエールかごしま
          
浅生典子(フルート)
片倉聖(オーボエ)
桃坂寛子(ピアノ)
堂園さおり(クラリネット)
久保田香理(ファゴット)
山下美喜子(ホルン)
タファネル 木管五重奏曲
ヴィラ=ロボス 木管五重奏「ショーロスの形式で」
 (休憩: 19:40〜19:55)
プーランク フルートとピアノのためのソナタ
プーランク オーボエとピアノのためのソナタ
プーランク ピアノ、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンのためのソナタ
座席の大半は高校生。

木管五重奏。金管のホルンが入っている。それが普通らしい。ホルンが加わることで深みが増すのだろう。

フルート・ソナタだけは聞いたことがあるような気がしたが、後は初めての曲。それぞれの楽器の音色の違いに気を配り、ハーモニーに沈潜していく。いつもなら熟睡している時間帯(?)なので、1回だけ首がカクンとなってしまった。後の席からくすくす笑いが聞こえた。

アンコールは、フルートとオーボエで「浜辺の歌」。
 

庄司沙矢香&ジャンルカ・カシオーリ デュオ・リサイタル
10月13日(土) 晴 14:30〜16:20 みやまコンセール
          
庄司沙矢香(ヴァイオリン)
ジャンルカ・カシオーリ(ピアノ)
ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調作品24「春」
ヤナーチェク ヴァイオリン・ソナタ
 (休憩: 14:50〜15:05)
ドビュッシー ヴァイオリン・ソナタ ト短調
シューマン ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調作品121
1999年10月12日(火)、
長期出張中の長崎で聞いたニュースをもとに作った俳句がある。

  庄司紗矢香、パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール優勝
     パガニーニ金木犀に包まれて

あれから、13年。とうとう生で聞けるのだ。

後の方に空席がある。もし、鹿児島市のホールでの公演ならば、客席数が増えても満席間違いなしだと思う。

ピンクのドレス。前がミニサイズになっていて、足が時々見える。小顔なので、ヴァイオリンがビオラみたいに見える。

この日のために、手持ちのCDをアレンジして演奏曲集(全曲だと80分を超えるので、ベートーヴェンは第1・第2楽章だけ)を作成して、車の中で聞いていたのだが、全然違う。

沙矢香+みやまコンセールのなせるわざ。

アンコールの曲名は、カシオーリさんが述べたのだが、「シニケのロンド、シベリウスの……」としか聞き取れなかった。

実際は、「シュニトケ 祝賀のロンド」と「シベリウス 子守歌作品79の6」。

CDを購入した人のみサインをもらえるということだった。10分位待っただろうか、赤いセーターに着替えて登場。

サイン会があるかもと思いCDを持参していたので、それに便乗して私もサインをもらった。

すみません、十字屋さん。
 

鹿児島伯林的管弦楽団
9月1日(土) 晴 18:30〜20:40 谷山サザンホール
          
鹿児島伯林的管弦楽団
タラス・デムチシン(指揮&クラリネット)
モーツァルト 歌劇「魔笛」序曲K.620
モーツァルト クラリネット協奏曲イ長調K.622
 (休憩 15分)
ドヴォルザーク 交響曲第8番ト長調作品88
・「魔笛」序曲。 例の小休止で、1名拍手。恥ずかしかっただろうな、この人。平静に戻るまでどのくらいかかっただろうね。なんてことを考えていて、私も集中できなかったよ。

・協奏曲。管は、フルートx2、ファゴットx2、ホルンx2。CDをのんびり聴いているだけではとても気付かない編成(クラリネット・オーボエなし)である。ちなみに、弦も「魔笛」の2〜3割減。

・アンコール。ストラヴィンスキー 「三つの小品」より第3曲。

・ドヴォルザーク。弦の配置が古典的から現代的に変更。ひとつのコンサートで変更になるのを目にしたのは初めてではないかな。前者は、ヴァイオリンのステレオ効果。後者は低弦が集中することによるヴォリューム効果が狙いか。

・アンコール。ドヴォルザーク スラブ舞曲第1番(8月1日に聴いたばかり)と、いつものマイスタージンガー前奏曲。

・指揮は、ボクシングやジャンプを交えたダンス。最前列の奏者は彼の汗が飛んだのでは。
 

第28回KTS室内オーケストラ定期演奏会
8月12日(日)  晴後雨 14:00〜16:10 鹿児島市民文化ホール(第2)
KTS室内オーケストラ
末廣 誠(指揮)
モーツァルト 交響曲第39番変ホ長調K.543
モーツァルト 交響曲第40番ト短調K.550
 (休憩 15分)
モーツァルト 交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」
ヴァイオリンやホルンに少し乱れがみられたが、モーツァルトの後期交響曲3曲連続演奏という魅惑的なプログラムに挑戦したことに拍手を送りたい。

ファゴットの響きは心地よかったが、プログラムを見ると二人とも客演とある。メンバーが退団したということか。

39番。オーボエがいないので、クラリネットでチューニングというおもしろい光景がある。
40番。トランペットとティンパニーが退場。オーボエ登場。
41番。両者が復活するも、クラリネットが退場。

アンコールは、歌劇「フィガロの結婚」序曲。
第47回MBCユースオーケストラ定期演奏会
8月9日(木)  曇 18:30〜20:40 鹿児島市民文化ホール(第1)
MBCユースオーケストラ
尾崎 晋也(指揮)
エロール 歌劇「ザンパ」序曲
カバレフスキー 組曲「道化師」
サン=サーンス 歌劇「サムソンとデリラ」より「バッカナール」
 (休憩 15分)
リスト ハンガリー狂詩曲第2番
レスピーギ 交響詩「ローマの祭」
連夜の徹夜作業がたたり、眠気で集中できなかった。

指導者や客演の奏者は、青いブレザーを着用していても、やはり目立つ。ヴァイオリンの石井さん、ヴィオラに久保さん、コントラバスに里さん。この3名は最初から参加しているのが確認できた。クラリネットの堂園さんはレスピーギのみだったのかな。

「ローマの祭」を演奏する前に、4つのそれぞれの聞き所を実際に演奏して説明してくれたのだが、これは大いに役立ったと思う。

最後に「ふるさと」は、昨年と同じ。司会は、今年も末永安佳梨アナ。TV放送は、26日(日)14時とのこと。
第33回霧島国際音楽祭 ファイナル・コンサート
8月5日(日) 晴 14:00〜16:20 みやまコンセール
西條貴人(ホルン)
若林顕(ピアノ)
高関健指揮 ファイナル・コンサート・オーケストラ
          
メンデルスゾーン 序曲「フィンガルの洞窟」作品26
モーツァルト ホルン協奏曲 第3番 変ホ長調 K.447
R.シュトラウス ピアノと管弦楽のためのブルレスケ ニ短調
 (休憩 15分)
ブラームス 交響曲 第4番 ホ短調 作品98
 
受講生、ヴァイオリンやヴィオラは最初から最後まで出ていたようだが、チェロは人数制限からか交替が多かった。上村さんはブラームスだけ。プロは、1曲で交替というのもあり、ブラームスは山本さんだった。

ブルレスケだけが初めて聴く曲。ほんとにティンパニーなのかと疑いたくなる柔らかいエキゾチックな音で始まる。

今年特に気になったのだが、みやまコンセール、ちょっと残響が長過ぎはしないか。

アンコールは、今年も「マイスタージンガー」前奏曲。
 
第33回霧島国際音楽祭 霧島国際音楽祭賞受賞者ガラ・コンサート
8月4日(土) 曇後雨 14:45〜17:40 みやまコンセール
          
ドヴォルザーク チェロ協奏曲ロ短調 作品104より 第1楽章
 Lee Songhee(チェロ)、ソク・ヒュンジュ(ピアノ)
キルヒナー ポエムより 第1、2楽章
 河本美紀(ホルン)、金井玲子(ピアノ)
シューベルト 楽興の時 作品94より 第1、5、6番
 後上聡司(ピアノ)
ヴィエニアフスキ 「ファウスト」による華麗なる幻想曲 作品20
 内田咲千子(ヴァイオリン)、柳瀬直子(ピアノ)

 (休憩 10分)

バッハ 平均率クラヴィア曲集第1巻第4番嬰ハ短調BWV849 前奏曲とフーガ
スクリャービン 練習曲 作品8−12
 江沢繁敏(ピアノ)
ヴュータン ヴィオラ・ソナタ変ロ長調 作品36
 鶴友見(ヴィオラ)、小山京子(ピアノ)
ブラント 演奏会用小品第1番 作品11
 肘岡亜衣子(トランペット)、金井玲子(ピアノ)
サン=サーンス 序奏とロンド・カプリチオーソ 作品28
 篠山春奈(ヴァイオリン)、小森谷裕子(ピアノ)

 (休憩 10分)

ショパン バラード第4番ヘ短調 作品52
 松田あかね(ピアノ)
ヴィエニアフスキ 「ファウスト」による華麗なる幻想曲 作品20
 篠原悠那(ヴァイオリン)、大須賀恵里(ピアノ)
ゴーベール ファンタジー
 原田詩子(フルート)、今井彩子(ピアノ)
ストラヴィンスキー イタリア組曲より 序奏、セレナーデ、タランテラ、メヌエットとフィナーレ
 上村文乃(チェロ)、占部由美子(ピアノ)

 
各講師の一押しが受賞者のようだ。ロビーコンサートの出場者は2番手以降ということか。祝祭管弦楽団の一員として登場した受講生も混じっているようだ。

半分以上の曲が、初めて聞く曲。

ヴィエニアフスキ、内田さんと篠原さんでダブってしまっていて、どちらかが別の曲をやってくれればいいのにと思ったのだが、実際聴いてみるとそんな思いはふっとんでしまった。

篠原さん、顔つきだけではなくアクションも魅力的。

終演後、おばさん二人が「あのいびきは許せないわ。」と憤慨していたのだが、あれは上村さんの息ではないかな。
 
第33回霧島国際音楽祭 室内楽クラス・コンサート2
8月4日(土)  曇後雨 13:35〜14:15 みやまコンセール
          
ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第9番ハ長調 作品59−3
「ラズモフスキー第3番」より 第1楽章
 松原勝也、福崎雄也(ヴァイオリン)
 百武由紀(ヴィオラ)、菊地知也(チェロ)

ドヴォルザーク ピアノ五重奏曲イ長調 作品81より 第1楽章
 村主紀子(ピアノ)
 松原勝也、長倉亜紗(ヴァイオリン)
 百武由紀(ヴィオラ)、田中雅弘(チェロ)

シューマン ピアノ五重奏曲変ホ長調 作品44より 第1、4楽章
 兼田絵美(ピアノ)
 松原勝也、西川鞠子(ヴァイオリン)
 篠崎友美(ヴィオラ)、田中雅弘(チェロ)
 
第2ヴァイオリンとピアノが受講生。

室内楽クラス・コンサート1は木曜夜にあったのだが、できれば土曜日に一緒にやってもらえれば聴ける機会が増えると思うのだが。
 
第33回霧島国際音楽祭 霧島祝祭管弦楽団公演
8月1日(水) 雨 19:00〜21:10 宝山ホール
          
堤剛(チェロ)
下野竜也指揮 キリシマ祝祭管弦楽団
ドヴォルザーク スラヴ舞曲 第1番 ハ長調 作品46-1
ドヴォルザーク チェロ協奏曲 ロ短調 作品104
 (休憩 15分)
ベートーヴェン 交響曲 第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
 
鹿響からの客演、cb(里)、打楽器(山下、酒匂、橋野)かな。

音楽祭アーティストも前半だけ、後半だけの出演もあった。
チェロでいえば、前半は田中さんとパクさん。後半は山本さん、菊地さん、長谷川さん。

チェロ協奏曲のフィナーレ、堤さんの音、なにか変だった。ずれているように感じた。

アンコールは、今年も「G線上のアリア」

外は台風10号の大雨。傘がこわれるほどの強風ではなかったが、足はぐじゅぐじゅになる。
 
第33回霧島国際音楽祭 サンデーフェスティバル
7月29日(日)  晴 11:00〜19:30 みやまコンセール
9時半頃到着。一番乗りである。まずは、朝食の残りのパンとビールで早いランチ。

ベンチで新聞を読んでいると、ホルンのロングトーン。3名だったか、基礎練習をしている。
今日のロビーコンサートに出演するのだろうかと思ったのだが、ホルンの演奏はなかった。
(宝山ホールの祝祭管弦楽団のメンバーだったのかもしれない。)

最後はサインの列には並ばず帰る。高速に乗る人が多い。明日は有休なので急ぐわけでもないし、日曜日だし渋滞もないだろうから国道10号を走り、かめやで餌20gを購入して、21時50分頃帰宅。
          
音楽の散歩5 11:00〜12:30
ファミリー・コンサート「チェロ・オーケストラ!」
ウィーンの調べ チェロが奏でる華麗なる真夏のニューイヤー・コンサート
レハール / 喜歌劇「メリー・ウィドウ」より 唇は語らずとも
ハイドン / チェロ協奏曲 第1番 ハ長調 Hob.VIIb-1
 (休憩 15分)
J.シュトラウスU 美しく青きドナウ 作品314
J.シュトラウスU トリッチ・トラッチ・ポルカ 作品214
J.シュトラウスU アンネン・ポルカ 作品117
J.シュトラウスU 雷鳴と稲妻 作品324
ヨゼフ・シュトラウス 鍛冶屋のポルカ 作品269
J.シュトラウスU 喜歌劇「こうもり」より シャンパンの歌
 
堤剛、菊地知也、田中雅弘、簡阜コ、山本祐ノ介
パク・キュンゴク、長谷川陽子、ホワン・ソジン、チェロ・クラス受講生(チェロ)
吉田秀(コントラバス)
・指揮者の高関さんとパーカッションの久保さんが「鍛冶屋のポルカ」でハンマー担当。
・アンコールは「ラデッキー行進曲」あくまで、NYCである。高関さんが手拍子の指揮。
・サインは堤さんだけ。後から他の人たちも来たらしい。
 
音楽の散歩6 13:30〜15:45
ピアノ! ピアノ!! ピアノ!!!
「ドビュッシー生誕150年。ドビュッシーとその時代」〜極上のピアノ三昧 11人のピアニスト
ドビュッシー 2つのアラベスク
ドビュッシー ベルガマスク組曲 より 月の光
ムソルグスキー=ラフマニノフ ゴパック(歌劇「ソロチンスクの定期市」より)
ワーグナー=リスト 愛の死(楽劇「トリスタンとイゾルデ」より)
ドビュッシー 子供の領分
ラヴェル 水の戯れ
ドビュッシー 喜びの島
サティ ジムノペディ 第1番
ドビュッシー 前奏曲集 第1集 より「ミンストレル」
ドビュッシー 前奏曲集 第2集 より「花火」
ドビュッシー(カプレ編曲) 海〜3つの交響的スケッチ
ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲
ムソルグスキー 「展覧会の絵」より
 
練木繁夫、クシシュトフ・ヤブウォンスキ、若林顕、占部由美子、大須賀恵里
小森谷裕子、小山京子、柳瀬直子、今井彩子、金井玲子、ソク・ヒュンジュ(ピアノ)
・15分延びて、ロビーコンサートは最初のを聴けず。
 
音楽の散歩7 16:30〜17:30
久保昌一 プロデュース
「語り」と「音楽」で楽しむストラヴィンスキーの傑作『兵士の物語』。
兵士と悪魔が登場が登場するロシアの民話。
ストラヴィンスキー 兵士の物語
 
海老原光(指揮)、藤原浜雄(ヴァイオリン)、吉田秀(コントラバス)
三界秀実(クラリネット)、岡本正之(ファゴット)、高橋敦(トランペット)
小田桐寛之(トロンボーン)、久保昌一(打楽器)、大山大輔(語り)
・兵士の物語をまた聞けるとは思わなかった。しかもプロの演奏で。
 
ゲルハルト・ボッセ名誉音楽監督
追悼特別コンサート
18:30〜19:30
バッハ ブランデンブルク協奏曲 第6番 変ロ長調 BWV1051
メンデルスゾーン 弦楽八重奏曲 変ホ長調 作品20
 
景山誠治、松原勝也、山本友重、冫余鳳玹(ヴァイオリン)
鈴木学、篠崎友美(ヴィオラ)
田中雅弘、菊地知也、山本祐ノ介(チェロ)
吉田秀(コントラバス)、小山京子(チェンバロ)
・バッハが終わって、椅子がいびつな並びに変更される。
左から、ヴァイオリンx2、ヴィオラ、チェロ。それの線対称が右に展開されて納得する。
 
第33回霧島国際音楽祭 サタデーフェスティバル
7月28日(土)  晴一時雨 11:30〜17:30 みやまコンセール
10時前に到着。開演90分前なので、C駐車場も数台しか停まっていない。

ベンチで新聞を読み終わって、車で早めのランチ。この方が、ロビーコンサートも楽に聴ける。

11時半〜17時半(6時間)のうち、45分x4+30分x3=270分=4時間30分のコンサート。しかも初めて聞く曲もあり、心地よい疲労感。
          
音楽の散歩1 11:30〜12:15
フェデリコ・アゴスティーニ プロデュース
名門イ・ムジチの元コンマス、アゴスティーニが魅せるモーツァルトの傑作デュオ
モーツァルト ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 第1番 ト長調 K.423
モーツァルト ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 第2番 変ロ長調 K.424
 
フェデリコ・アゴスティーニ(ヴァイオリン)
店村眞積(ヴィオラ)
・ヴァイオリンとヴィオラの二重奏。初めて聞く。
 
音楽の散歩2 13:15〜14:00
高橋敦プロデュース
輝くトランペットとアンサンブルで奏でるバロック音楽の巨人バッハ&ヘンデル
ヘンデル 水上の音楽 第2組曲 HWV 349
バッハ 教会カンタータ「もろびとよ歓呼して神を迎えよ」BWV51
 
高橋敦、中山隆崇(トランペット)、笠松長久、西條貴人(ホルン)
広田智之、南方総子(オーボエ)、岡本正之(ファゴット)
鈴木理恵子、神谷未穂、山本友重、冫余鳳玹(ヴァイオリン)
百武由紀、篠崎友美(ヴィオラ)、菊地知也(チェロ)
吉田秀(コントラバス)、小山京子(チェンバロ)、馬原裕子(ソプラノ)
・バロックは少し眠くなる。当たり前だが、私は王様向きではないのだ。
・馬原さん、可愛い。
 
音楽の散歩3 15:00〜15:45
パク・キュンゴク プロデュース
ボッセの故郷ライプツィヒが愛した「メンデルスゾーン」の魅力
メンデルスゾーン 無言歌 ニ長調 作品109
メンデルスゾーン 弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 作品13
 
松原勝也、神谷未穂(ヴァイオリン)
篠崎友美(ヴィオラ)、パク・キュンゴク(チェロ)
ソク・ヒュンジュ(ピアノ)
・メンデルスゾーンのSQ、CDを買おう。
 
音楽の散歩4 16:45〜17:30
クシシュトフ・ヤブウォンスキ プロデュース
ショパンの国ポーランドから届くロマンティックな2つの魂
ショパン 序奏と華麗なポロネーズ ハ長調 作品3
ザレンプスキ ピアノ五重奏曲 ト短調 作品34
 
ダニエル・ゲーデ、ローター・シュトラウス(ヴァイオリン)
鈴木学(ヴィオラ)、堤剛、田中雅弘(チェロ)
クシシュトフ・ヤブウォンスキ(ピアノ)
・ザレンプスキ。初めて聞く。とんでもない曲。
・最後は堤さんのハッピバースデイとケーキ。
 
第33回霧島国際音楽祭 スペシャル・ガラ・コンサート
7月22日(日)  曇後雨 16:00〜18:10 みやまコンセール
          
森 麻季(ソプラノ)
店村眞積(ヴィオラ)
岡本侑也(チェロ)
下野竜也指揮 鹿児島交響楽団
バッハ(レーガー編曲) おお人よ、汝の罪の大きさを嘆け BWV622
モーツァルト モテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」K.165
モーツァルト 交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」より第1楽章
ヘンデル 歌劇「セルセ」より オンブラ・マイ・フ
ヘンデル 歌劇「リナルド」より 涙の流れるままに
マスカーニ アヴェ・マリア(歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲)
 (休憩 15分)
ハイドン チェロ協奏曲第2番ニ長調作品101 Hob.Zb-2
ヴァンハル ヴィオラ協奏曲ハ長調
喫茶店の椅子に座って開場を待っているうちに、雨が降り出す。

演奏の前に、堤さん(代読)からプログラムについての説明あり。英語の通訳付き。
・バッハは、ボッセさんを追悼するための曲。
・モーツァルト「パントマイム」を「ジュピター」に変更。
・曲順を変更。(ヘンデル・マスカーニ←→モーツァルト)

チケットは完売なのだが、前の3席は空いていた。休憩後、韓国人の親子4人連れが着席。左に座っていた女性は男の子に席を譲って後へ。親戚のような感じを受けた。

オケ、男性はヴァイオリン、チェロ、コントラバス、ホルン、トランペット(2名)、ティンパニーに、客演の山本さん、鈴木さん、田中さんだけ。女性はドレスだから見た目、華やかなオーケストラである。

クラリネットやトロンボーンは登場しない楽曲ばかりである。

バッハは、弦楽合奏。

モテットは、ホルンx2、オーボエx2、チェンバロが加わる。森さんの歌唱の素晴らしさに第1楽章の終わりに拍手が鳴る。

ジュピターが終わると、花柄のドレスに着替えた森さんが再登場。

チェロの岡本君は高校3年生とのこと。これからが楽しみである。

そして、ファイナル。ヴァンハルという作曲家も初めて聞く名前で、ヴィオラ協奏曲を聞くのも初めてである。

ロビーに出ると、ビュッフェが並んでいた。降雨のため室内開催となったようだ。ただ、いかにも狭い。来年は参加はやめようかと思うほどだった。芝生の上で蝉の鳴き声を聞きながらゆったりというのがいい。
 
グルジア国立バレエ公演 「白鳥の湖」
7月11日(水)  曇後雨 18:30〜20:45 宝山ホール
          
音楽: チャイコフスキー
原振付: プティパ、イワノフ
振付改訂: ファジェーチェフ
ダヴィド・ムケリア指揮 ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団

オデット: エカ・スルマワ
オディール: ニーナ・アナニアシヴィリ
ジークフリート王子: ワシル・アフメテリ
悪魔: ダヴィド・アナネーリ
4羽の白鳥: ヌツァ・チェクラシヴィリ、ニノ・マチアシヴィリ
        アナ・アルブタシヴィリ、ラナ・ムゲブリシヴィリ
(それにしても、……シヴィリという名前が多い。)
当初のチラシでは、
オデット/オディール: ラリ・カンデラキ

しばらくして、出演者変更のシールが貼られる。
ニーナ 黒鳥を舞う 特別出演決定!
オデット: エカ・スルマワ
オディール: ニーナ・アナニアシヴィリ

3枚目のチラシでは、シールがなくなり、
オデット(白鳥): エカ・スルマワ
オディール(黒鳥): ニーナ・アナニアシヴィリ

ラリ・カンデラキが出演不能になったのか、あるいは、チケットがはけないので、急遽、ニーナで客を呼ぼうとしたのか。

「白鳥の湖」はKバレエで見たことがあるので、緊縮財政の私はパスしていたのだが、ニーナ出演を知って、購入に転じた。

この振付は、第1幕第1場が現代のバレエ練習場になっており、最初は「白鳥の湖」なのかと不安になるが、音楽はチャイコフスキーである。

第2場以降では、プリンシパル・ダンサーがジークフリート王子、芸術監督が悪魔になる。

第2幕第1場で、オディールが悪魔と一緒に登場すると、万雷の拍手。姿勢がいい。

プログラムによると、「さようなら、ニーナの白鳥」とある。もう白鳥の湖は踊らないということだろうか。

東京以外は、西宮・沖縄・岩国・鹿児島・名古屋・静岡だけの公演である。鹿児島を選んでくれた主催者に感謝したい。

私にとっては、生で見られるのはこれが最後かもしれない。至福の時を過ごした。
 

鹿児島大学学友会管弦楽団第87回定期演奏会
7月8日(日)  晴 14:00〜15:40 鹿児島市民文化ホール 第2
          
鹿児島大学学友会管弦楽団
大河内 雅彦(指揮)
森田良平(コントラバス)
ブラームス 大学祝典序曲 ハ短調作品80
クーセヴィッキー コントラバス協奏曲 嬰ヘ短調作品3
(休憩15分)
ベートーヴェン 交響曲第5番 ハ短調作品67
クーセヴィッキー、20世紀の作品なのに、メロディアス。森田さんは、遠目には漫画家のやくみつるさんに見えた。ベートーヴェンでは、コントラバスメンバーの一員として参加。

運命は、多少の乱れはあったものの熱演に心うたれる。

アンコールは、ブラームスの「ハンガリー舞曲第6番」を学生指揮者の有馬君がタクトを振る。
 
青島広志おしゃべりコンサート  やさしくわかるオペラの歴史
7月7日(土) 曇 13:00〜14:35 谷山サザンホール
横山美奈(ソプラノ)
小野勉(テノール)
青島広志(ピアノ・お話)
モーツァルト 「フィガロの結婚」序曲(抄)
ヘンデル 「セルセ」より “オンブラマイフ”
ペルゴレージ 「奥様女中」より “おこりんぼさん”
モーツァルト 「フィガロの結婚」より “さあ、おけいこしましょう”
モーツァルト 「ドン・ジョヴァンニ」より “わが恋人を慰めて”
ロッシーニ 「セヴィリアの理髪師」より “今の歌声は”
ドニゼッティ 「連隊の娘」より “友よ、何と楽しい日”

(休憩 15分)

ベッリーニ 「清教徒」より “いとしい乙女、あなたに愛を”
ヴェルディ 「椿姫」より “ああ、そはかの人か〜花から花へ”
マスカーニ 「カヴァレリア・ルスティカーナ」より “間奏曲”
プッチーニ 「トゥーランドット」より “だれも寝てはならぬ”
プッチーニ 「ボエーム」より “冷たい手〜私の名はミミ〜愛らしい乙女よ”

テレビでお目にかかる通りの青島さんで、楽しい舞台だった。

アンコールは、「メリー・ウィドウ」からと「七夕さま」。

車には、大量の雨粒が残っていた。上演中に降ったようだ。
 

ヴィルトゥオーソ鹿児島 モーツァルト演奏会
6月30日(土) 曇 14:30〜16:55 かごしま県民交流センター 県民ホール
石井 宏明(vn)
石井 由紀(vn)
迫田 和幸(va)
土田 浩(vc)
浅生 典子(fl)
田中 理絵(p)
ディヴェルティメント ニ長調 K.136
フルート四重奏曲第1番 ニ長調 K.285
(休憩 15分)
ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 K.478

県民ホールは2回目。駐車場は初めて。

霧島国際音楽祭を除けば、鹿児島での室内楽は初めてかもしれない。 

「本物の室内楽をあなたに」とティケットに書いてある。ひかえめな鹿児島にしては、すごい自信。

ディヴェルティメント、弦楽四重奏版は初めて。弦楽合奏(イ・ムジチなど)に耳慣れているせいか、第1ヴァイオリンの音色に違和感を感じる。梅雨時の湿気のせいかもしれないが。

二つの四重奏曲、CDを持っていないせいもあるのだろうが、初めて聴く曲のようで新鮮。フルート・ピアノの奏者が、美しいドレスをまとった女性というのもあるのかもしれない。ちなみに、ピアノの田中さんだけが既知であった。

アンコールは、女子会による「アレルヤ」と、全員で「魔笛」から“パパパの二重奏”。

駐車場、エリアを記憶していないとなかなか辿り着けないのではないか。出口は一カ所なので地上に出るまで時間がかかる。
 

鹿児島交響楽団第78回定期演奏会
6月17日(日) 雨 15:05〜17:05 宝山ホール
山本 友重(vn)
鹿児島交響楽団
城野 盛雄(指揮)
スメタナ 連作交響詩「わが祖国」より モルダウ
ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 作品26
 (休憩15分)
チャイコフスキー 交響曲第6番ロ短調 作品74「悲愴」

6割の入り。

ブルッフやチャイコフスキーは、2枚以上のCDを持っているのに、モルダウはなし。そのためだろうか、モルダウって、こんなフレーズがあったのかと思う箇所があった。そのうち買おうと思いながら聴いていた。

ブルッフは、2010年8月の霧島国際音楽祭ファイナルコンサート以来。チャイコフスキーは、今年2月の日フィル以来。共に耳慣れた曲である。

今回のミソは、拍手だろう。悲愴の第3楽章が終わったところで、結構たくさんの人が拍手をした。これは、パーカッション等の大活躍を思えば許せる。

だが、第4楽章が終わった後の拍手はどうだったろうか。終わってすぐの拍手は、追従者出ず。数秒たってのそれも、追従者はわずか。大多数の人々は、30秒位経って、城野さんが 手を降ろしたところで、大拍手。私もこれが正解だと思う。

アンコールは、ワーグナー「ローエングリン」よりエルザの大聖堂への行列。ちなみに、プログラムではハープ大竹智己となっていたが、野元さんのように見えたのだが(モルダウでも)。
 

熊川哲也 Kバレエカンパニー スプリング・ツアー2012 『海賊』
6月2日(土) 雨 14:00〜16:25 鹿児島市民文化ホール(第一)
 プロローグ・第1幕: 14:00〜14:48
  (休憩25分)
 第2幕・エピローグ: 15:15〜16:20
主な配役
 メドーラ: 浅川紫織
 コンラッド: スチュアート・キャシディ
 アリ: 熊川哲也
 グルナーラ: 松岡梨絵

 ランケデム: 橋本直樹
 サイード パシャ: ニコライ・ヴィユウジャーニン 
 
 パ・ド・トロワ: 日向智子、神戸里奈、白石あゆ美
芸術監督: 熊川哲也
演出・再振付: 熊川哲也
原振付: マリウス・プティパ
台本改訂: 熊川哲也
音楽: アドルフ・アダン、レオ・ドリーブ、リッカルド・ドリゴ ほか
舞台美術・衣装: ヨランダ・ソナベンド、レズリー・トラヴァース
照明: 足立恒
井田勝大 指揮 シアター・オーケストラ・トーキョー

足首のキュッとしまった、いかにもバレエをやってるなと思わせる女性が前を行く。場違いな私も傘をさして歩いていく。

空席がわずかにあるが、ほぼ満席。チケットは完売だったので、都合で来られなかった人がいるのだろう。私は、2階のA席だったが、予想よりいい席だった。バルコニーの壁が邪魔になることもない高さで、オケ・ピットもしっかりと見えた。

コントラバスが最左翼、ハープを囲んでヴァイオリンとチェロ。ヴィオラは指揮者の右手前。真ん中から右へ木管・金管。打楽器が最右翼。

今回で3度目のKバレエだが、今までの2回は東野さんがプリンシパルだったのだが、やめたのだろうか、名簿になかった。

音楽が複数の作曲家によるものだというのを、プログラムを見て初めて知る。確かにバラエティに富んでいたが、それほど違和感はなかった。

大海に乗り出せる大きさではないが、舞台上では立派な海賊船に見える大きさと速度。

ジャンプ、スピン、リフティング(フィギュアスケートの言葉で例えてみたが)、見応えあり。群舞も綺麗にあっている。

アリについて言えば、1度だけ着地で左手をついたのが唯一のミスか。
 
鹿児島ウインドアンサンブル第42回定期演奏会
5月20日(日) 曇一時雨 14:00〜16:15 宝山ホール
          
鹿児島ウインドアンサンブル
福川 伸陽(ホルン)
濱田 淳一、新村 元植(指揮)
1.M.アーノルド フローリッシュ
2.O.M.シュヴァルツ Cape Horn
3.福田 洋介 さくらのうた
4.P.スパーク ドラゴンの年
 (休憩: 15分)
5.L.アンダーソン Clarinet Candy
6.W.ウォルトン Crown Imperial
7.チャイコフスキー 弦楽合奏のためのセレナード
8.R.シュトラウス 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
市内中心部は灰神楽。(翌日のニュースで、この後18時14分の爆発でもっとひどい降灰になったことを知る。)
 
前半は、吹奏楽オリジナル曲。後半は、オケの編曲。というのが今回のコンセプトとのこと。

前半を濱田さん、後半を新村さんが指揮。

浜田さんは、後半トロンボーンのメンバーとしても参加。福川さんもティルとアンコールにホルンのメンバーとして参加。

ちなみに、Cape Hornの後、ティルをホルン・ソロでアンコール演奏。
 
鹿児島オペラ協会創立40周年記念公演 ミスター・シンデレラ
3月3日(土) 曇 18:30〜21:00 宝山ホール
高木 達(台本)
伊藤 康英(作曲)
          
配役
 伊集院 正男: 瀬戸口 浩
 伊集院 薫: 瀬戸口 美希代
 伊集院 忠義: 谷口 征夫
 伊集院 ハナ: 森山 香織
 赤毛の女: 大嵩 桃代
 垣内教授: 田中 真一郎
 卓也: 川野 貴之
 美穂子: 小島 智子
 マミ: 窪田 三有紀
 ルミ: 田上 知恵
 ユミ: 吉倉 邦子
 マルちゃんのママ: 大友 幸世
 男1: 井上 卓
 男2: 越牟田 洋司
 男3: 生駒 芳幸
 女1: 鶴田 あかり
 女2: 椎葉 匠子
 女3: 池田 晴美
 
鹿児島オペラ協会合唱団
鹿児島交響楽団
坂本 和彦(指揮)
松本 重孝(演出)
歌劇「ミスター・シンデレラ」
 第1幕 18:30〜19:30
  (休憩25分
 第2幕 19:55〜21:00
17時50分頃到着。行列が縦に並んで歩道にはみ出している。建物と平行に並べばそんなことはないのに。

昨年は娘と一緒だったが、今年は育児中なので誘わなかった。

前列の席に親子3人。父親が娘にポテトを食べないかと。娘に飲食禁止だよとたしなめられるも無視して自分だけ食べている。間に座った母親はずっとスマホをいじっている。情けない。それを注意できない私も情けない。

序曲はなし。その代わり、波の音に加えて、時計の時報が、4時、5時、6時を伝える。それに応じて、月が落ちていく。7時に幕が開く。

ホテル(城山観光?)の窓にも、桜島と三日月が描かれていた。24時にこんな配置はありえないのだが、そんなことを言っても始まらないか。

舞台の2m位上に、レールが3本位張ってある。これは、舞台の背景を描いた布を移動するためのものだった。うまい方法だなと思った。

正男がマンションから出ていき、2階のドアから出てくるのだが、2階の方が早く出すぎたのか室内の瀬戸口さんがドアをくぐるのが遅すぎたのか、同時に見えてしまって2階の方はダミーということがわかってしまうハプニングがあった。

例によって、聞き取れない歌詞もあったが、そこは雰囲気でこんなものだろうと想像して楽しむしかない。日本語のオペラに電光掲示板をつけるわけにもいくまい。

ちなみに、大嵩桃代さん、昨年のカルメンでは、大嵩桃となっている。改名したのかな。

屋根なしの駐車場だったのだが、桜島の灰が積もっていた。
 
鹿児島クラリネットフィルハーモニー第9回演奏会
2月24日(金) 弱雨 19:00〜20:30 サンエールかごしま
          
鹿児島クラリネットフィルハーモニー
中島 暢宏(指揮)
宮原 真紀(ソプラノ)
モーツァルト 歌劇「魔笛」より 序曲
ポンキエリ 歌劇「ジョコンダ」より 時の踊り
モーツァルト セレナード第13番ト長調K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
 休憩15分(19:40〜19:55)
カイエ クラリネットポエム
ヴィラ=ロボス ブラジル風バッハ第5番より アリア
ヤン=ヴァンデルロースト リクディム
第5回(2007年)から聴いているが、2月開催は初めてである。

前半が古典、後半が近代という切り分けだろう。後半は初めて聴く曲が大半である。

アンコールは、赤いサラファン、ムーンリバー、クラリネットポルカ。昨年は東日本大震災直後で恒例のポルカは演奏されなかったわけである。
 
日本フィル第37回九州公演
2月22日(水) 曇後雨 19:00〜21:15 宝山ホール
          
日本フィルハーモニー交響楽団
大友 直人(指揮)
小川 典子(ピアノ)
ベートーヴェン 序曲「プロメテウスの創造物」
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
 休憩15分(19:55〜20:10)
チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」

18時5分到着。行列はできているが、まだ屋根の下。おかげで、ウェルカムコンサートは一番前に立てた。

ビオラの楽譜はクラリネット五重奏(ドイツ語)と読める。モーツァルトかブラームスかまでは小さくて読めない。音符のパターンで読みとると。。。

ブラームスの第1楽章と、プッチーニのトスカから「星は光りぬ」。

大友さんは初めてである。上背があるので、指揮ぶりはかっこいい。休符の間の取り方が絶妙。

「皇帝」も「悲愴」も食傷気味であるが、生で聴くと浸れる。やはり名曲である。ちなみに、前半と後半でオーボエが交代していた。

アンコールは、チャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」からワルツ。

日フィル、「公益財団法人」認定に向けて苦しい状況とのこと。民主党の事業仕分けも一因。寄付したいのはやまやまだが、家計と相談する必要がある。
 

白鳥バレエ公演
2月11日(土) 快晴 18:05〜20:25 宝山ホール
主な配役
 シルフィード、ライモンダ: 白鳥 五十鈴
 
芸術監督: 白鳥 見なみ
第1部 「ラ・シルフィード」から森の景 (約20分)
 (休憩20分)
第2部 「ライモンダ」
プロローグ〜第2幕 (約45分)
 (休憩20分)
第3幕 (約40分)
17時40分頃到着。まだ入場の行列ができていた。危ういなと思ったのだが、その通りだった。

開演の18時を過ぎても、まだ入場者がいる。本来なら入場を断るべきものだが、そこは“やさしい”カゴシマ。

5分遅れで開演。ほぼ満席。空席はわずかなり。

バレエは、フィギュアスケートを見るようなハラハラ感があるが、やはり生はいい。

白鳥五十鈴は、2年前のジゼル以来。

パンフレットは終演時買おうと思っていたらもう売っていなかったので、配役は書けず。1枚の紙でいいから、プログラムを配って欲しいと思う。
 

ウクライナ国立オデッサ歌劇場 トゥーランドット
1月24日(火) 曇時々晴 18:35〜21:05 鹿児島市民文化ホール(第一)
主な配役
 トゥーランドット: アッラ・ミシャコワ
 カラフ: アレクセイ・レプチンスキー
 リュー: ヴェロニカ・リャコバイ
 ティムール: セルゲイ・ザムィツキー
 皇帝アルトウム: イェヴゲニー・ガヴリン
 ピン: アレクサンドル・ラーピン
 パン: ヴィクトル・チェルヴォニューク
 ポン: イーゴリ・コルナトフスキー
 役人: コスチャンチン・ウルィビン
ウクライナ国立オデッサ歌劇場管弦楽団
ウクライナ国立オデッサ歌劇場オペラ合唱団
ウクライナ国立オデッサ歌劇場バレエ団
ユーリー・ヤコヴェンコ(指揮)
プッチーニ 歌劇「トゥーランドット」
 第1幕 18:35〜19:05
  (休憩20分
 第2幕 19:25〜20:05
  (休憩20分
 第3幕 20:30〜21:05
指定席のせいか、行列はできていない。開場して、すぐ入場。偶然だが、前を行く女性が、私の右隣の座席だった。後方は空き席が目立つ。完売できなかったようだ。

S席(15,000円)を奮発したのだが、分相応にC席(6,000円)でもよかったかもと思うくらいの迫力ある公演だった。ちなみに、労音会員はS席。一般購入者もS席が多く、A〜C席は売れ残ったということかな。

カラフは、ほとんど出ずっぱりで、大変そう。

トゥーランドットは、1幕最後で登場するが無言。2幕・3幕では大活躍。声だけではなく、演技も必要な役。カラフが一目惚れするだけの美形も必要か。

リューは、せつない。

ピン、パン、ポンと聞くと、ピン・ポン・パンを連想するのだが、関係あるのかな。
 

第3回鹿−mmerMusikanten室内楽コンサート
1月22日(日)  晴 14:00〜15:35 サンエールかごしま
          
野口たくお(語り手)
木佐貫 茜(ヴァイオリン)
向江 美鈴(クラリネット)
久保 由香里(ファゴット)
栫 公大(パーカッション)
川口 裕介(トランペット)
田畑 仁美(トロンボーン)
里 かおり(コントラバス)
餘慶 暁(指揮)
長田 新太郎(ミュージックアドバイザー)
モーツァルト アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク 第1楽章
久石 譲 いつも何度でも 町の夜〜世界って広いわ 人生のメリーゴーランド
アンゲラー おもちゃのシンフォニー
 休憩(15分)
ストラヴィンスキー 兵士の物語
鹿大オケのコンサートマスターが受付をやっていた。当日券を購入していたら開場ということになり、行列ができていなかったので一番乗りの入場になってしまった。

チラシには兵士の物語しか書いてなかったので、休憩はないのかなと思っていたのだが、プログラムを見るとおまけがついていた。

モーツァルトは、弦と木管の4名。
ジブリは、vnが抜けて金管と打楽器が加わったり、抜けたり。
アンゲラーは、弦2名とfg、他のメンバーは、おもちゃ各種。

兵士の物語。演奏者は、前半のきらびやかな衣装を着替えて黒で統一。拓ちゃんだけはオーバーオールの普段着。語りのときは、彼だけにスポットライト。

幸いにもCDを1枚持っていたので(日本語版。語り: 観世栄夫・観世寿夫。指揮: 岩城宏之)、事前に予習はできていた。

語りが拓ちゃんだからあるいはと思っていたのだが、鹿児島弁も交えた脚色になっていて楽しめた。

拓ちゃんと長田先生に花束が渡されて終演となる。
 

鹿児島大学学友会管弦楽団60周年記念第86回定期演奏会
1月14日(土)  曇 18:00〜20:05 鹿児島市民文化ホール(第一)
          
鹿児島大学学友会管弦楽団
下野 竜也(指揮)
半田 美和子(ソプラノ)
清水 華澄(アルト)
60周年記念合唱団
シューベルト 「ロザムンデ」序曲
 休憩(15分)
マーラー 交響曲第2番ハ短調「復活」
16時45分頃到着。行列の最後尾に並ぶ。開場予定の17時になったが、ステージの準備のため5分遅らせると会場整理の学生がメッセージ。

いつもなら開演30分前の開場なのだが、今回は1時間前の開場である。そして、チケットには「満席でご入場頂けない場合、会場にて払い戻しいたします。」と表記してある。

下野効果だろうと思っていたのだが、それだけではなかったと後で思い知る。このコンサートには不似合いの子供らが走り回っており、一抹の不安を感じる。

特等席に座れたのだが、前の座席に明らかに未就学児とわかる女の子。その回りも小学生数名。引率(?)の大人は一人だけ。

演壇の奥には合唱団(130名)のための椅子も設置されており、舞台左には打楽器群とハープ2台。舞台右の最前方にはオルガン。残りは弦楽器と管楽器のための椅子がずらり。(コントラバスだけで13名、全体で100名以上か)

シューベルト(約10分)が終わってすぐ休憩に入る。

横や後から「今、第1楽章が終わったのだね。」との(大人の)声が聞こえる。パンフレットの 曲目紹介が、マーラーを先にしているのと、第2楽章に行くまで少なくとも5分間の休みを入れること、とマーラーが表記していたとの解説があるための誤解のようである。

「今終わったのがシューベルトです。」とお節介をやく。

休憩が終わって合唱団が入場してくると、前の子どもたちが手を振る。どうやらお父さんやおじいちゃんが歌うから応援にきたということらしい。大人も含めて合唱団の関係者が多いようだ。ほぼ満席という普通では考えられない状況は、下野さんの指揮と家族の絆によってもたらされたわけである。ちなみに、件の少女、第4楽章あたりから泣き出した。こちらも泣きたくなる。

ワーキングプアの私は県外には出かけないだろうから、「復活」を生で聞く機会はもうないかもしれない。

第1楽章が終わって合唱団入場。それが終わっても下野さんはバーに寄りかかったまま。5分間の指示を守っているようだ。パンフレットを読んでいなければ、なにやってるんだろうと思ったことだろう。

ソロイスト2人は、第2楽章が終わってからの入場。

弱音と強音の対比。舞台裏での金管・打楽器と、舞台でのフルート・ピッコロの掛け合い。通勤の車中では走行音にマスクされて、なかなか聞き取れないものである。

アンコールを希望するかけ声もあったが、予想通りなし。無茶ぶりである。チェロの最前列の女子学生は感激のあまり涙ぐんでいた。合唱指揮の齊藤さんとビオラで客演していた指揮者の大河内さんもカーテンコールに加わる。

最後はコンサートマスターに花束を持たせて、下野さんが彼の腕を取って舞台を去って終わりを告げる。
第3回ニューイヤーコンサート
1月8日(日) 晴 14:00〜16:10 サンエールかごしま
          
第1部 
コンツェルティーノ(モーリス・ファイユノー作曲)
 中村 諒(tp) 米丸 咲季子(p)
無伴奏パルティータ 第2番 BWV1004 シャコンヌ(バッハ作曲)
 佐々木 実美(vn)
幻想曲作品49(ショパン作曲)
 脇 絢乃(p)
 
バラード(ボザ作曲)
トロンボーン協奏曲(リムスキーコルサコフ作曲)
 有村 恵(tb) 植村 富士子(p)
 (休憩 15分)
第2部
ヘンデルの主題によるパッサカリア(ハルヴォルセン作曲)
 佐々木 実美(vn) 安楽 聡子(va)
 
幻想曲ヘ短調作品130 D940(シューベルト作曲)
 植村 富士子(p) 宮崎 和子(p)
ロンドニ長調(モーツァルト作曲)
プレリュード第2集より(ドビュッシー作曲)
 ヴィーノの門・仙女たちはよい踊り手・風変わりなラヴィーヌ将軍・花火
 宮崎 和子(p)

tp、ミュートが2個置いてあったが、確かに両方使った。音色も違う。

シャコンヌ、こんなに長い曲だったか。

ショパン、迫力十分。

tb、こちらはミュート1個。tbの協奏曲は珍しいのでは。

vnとvaの二重奏、この組み合わせだとvaの音色がはっきりわかるのに、オケになるとわかりにくくなるのは私だけか。

ゲストの宮崎先生、笑顔が小島ゆかりさん(歌人)に似ている。ドビュッシーも聞いてみなければと考えさせる素晴らしい演奏だった。
 

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