コンサート2021

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今年、視聴したクラシック・コンサートなどの記録です。

 
東京バレエ団 「くるみ割り人形」  
12月18日(土) 晴 14:05〜16:13 川商ホール第1  

音楽: ピョートル・チャイコフスキー
台本: マリウス・プティパ
改訂演出/振付: 斎藤友佳里
舞台美術: アンドレイ・ボイテンコ
装置・衣装コンセプト: ニコライ・フョードロフ

主な配役
マーシャ: 足立真里亜
くるみ割り王子: 大塚卓
ドロッセルマイヤー: 安村圭太

スペイン: 伝田陽美、宮川新大
アラビア: 長谷川琴音、南江祐生
中国: 最上奈々、井福俊太郎
ロシア: 浦由美子、樋口祐輝、玉川貴博
フランス: 涌田美紀、安西くるみ、星野司佐

磯部省吾指揮 シアター オーケストラ トーキョー
 
   
   
「くるみ割り人形」、2009年10月、2017年12月に続いて3度目の鑑賞である。

12月9日(木)@宝山ホール、ロシア国立モスクワ・クラシック・バレエの公演もあったのだが、そちらには行かず、こちらに行った最大の理由は、生のオーケストラ演奏だったからである。

 
 
 
KKB×ハイルマン県民合唱団発足記念コンサート
モーツァルト 名アリアで綴る 三大オペラハイライト
 
12月3日(金) 曇一時雨 19:05〜20:58 川商ホール第1  

総監督・指揮: ウーヴェ・ハイルマン
歌唱指導: ウーヴェ・ハイルマン、中村智子
プレトーク・プログラム冊子等印刷物デザイン・執筆: 村原京子
演奏: KKB×ハイルマン県民合唱団&オーケストラ

「魔笛」K.620より
第1番  タミーノ         冨森政彦
       3人の侍女      又吉のぞみ 釜田理世 満永さくら
第2番  パパゲーノ      山下志門(松陽高校普通科3年)
第3番  タミーノ         冨森政彦
第4番  夜の女王       宮本想空(国際大3年)
第7番  パミーナ       又吉のぞみ
       パパゲーノ      早坂 卓
第17番 パミーナ       山下 歩

(休憩 15分)

「フィガロの結婚」K.492より
第10番 伯爵夫人       中村智子
第17番 伯爵          又吉秀和
第20番 伯爵夫人       中村智子
       スザンナ       又吉のぞみ
第27番 スザンナ       久野真里香

「ドン・ジョヴァンニ」K.527より
第10番 ドン・オッターヴィオ 冨森政彦
第16番 ドン・ジョヴァンニ   早坂 卓
第21番 ドンナ・エルヴィラ  久野真里香
第23番 ドンナ・アンナ     山下 歩
 
   
   
2019年8月の小荘厳ミサ曲(ロッシーニ)以来の鹿児島国際大学関連のコンサートである。
KKBがスポンサーになったのかなと思わせる名称である。

ハイルマンさんのア・カペラ(夕焼け小焼け)で始まる。
演奏会形式のオペラ・ハイライトだが、ソロイストは衣装をつけ、若干の演技もする。

あらすじを知っている程度の私。原語歌唱の意味がわかるべくもないが、雰囲気は伝わった。

オケ、鹿児島交響楽団のメンバーもチラホラ。最近、鹿児島交響楽団の定期演奏会では見かけない堂園夫妻の姿を久しぶりに見られてよかった。鹿響は辞められたのかな。

 
 
 
鹿児島交響楽団 第95回定期公演  
11月7日(日) 晴 15:00〜17:00 宝山ホール  

大澤桃佳(ソプラノ)
藤本淳也指揮 鹿児島交響楽団

ウェーバー 歌劇「オベロン」序曲
ウェーバー 歌劇「魔弾の射手」作品77 第3幕第13曲 エンヒェンのロマンツェ
 「死んだ私のおばの見た夢よ」「曇った目はね、可愛い人よ」
プッチーニ 歌劇「ラ・ボエーム」より 私が街を歩けば(ムゼッタのワルツ)
マスカーニ 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲によるアヴェ・マリア
團 伊玖磨 歌劇「夕鶴」より 与ひょう、あたしの大事な与ひょう(つうのアリア) 
(休憩 20分)
チャイコフスキー 交響曲第6番ロ短調 作品74「悲愴」
 
   
   
前半、生で聴いたことがあるのは、最後だけ。
もっとも、マスカーニの間奏曲自体は聴いたことがあるが。
大澤さん、藝大修士課程に在学中。いずれ、県民第九などで再会できるかもしれない。

藤本さんの悲愴、テンポだいぶゆったりしていたが、オケは対応していて、聴きごたえがあった。
第2楽章、ティンパニーの弱い連続打音があるのに初めて気づいた。
第3楽章、このフィナーレ、普通は第4楽章だよねと、内心つぶやいていたのだが、数名の方々が拍手。気持ちはわかるけどねと思う。悲愴、何度か生で聴いているけど、初めてのことではある。
ここで、藤本さん、コンサートミストレスの福原さんに、調弦を促すように見えた。結局、オーボエの片倉さんが発声して、チューニングが始まる。

「悲愴」だから、アンコールはないかもと思っていたのだが、ファゴットの隣に空席があり、コントラファゴットの出番があるなと思い至った。
アンコールは、エルガーの「ニムロッド」だった。

 
 
 
第89回日本音楽コンクール受賞記念演奏会  
4月11日(日) 晴 14:00〜16:00 みやまコンセール  

フランク ヴァイオリン・ソナタイ長調 FWV8
 北川千紗(ヴァイオリン)、横田知佳(ピアノ)

ロッシーニ 歌劇「セヴィリアの理髪師」より 私は町の何でも屋
ドニゼッティ 歌劇「ドン・パスクワーレ」より 天使のように美しく
中田喜直 木兎
マーラー 歌曲集「少年の不思議な角笛」より 起床合図
 小林啓倫(バリトン)、原田園美(ピアノ)

休憩(20分)

デュカス ヴィラネル
シューマン アダージョとアレグロ
 佐藤俊輝(ホルン)、神永睦子(ピアノ)

ドビュッシー 前奏曲集第1集より
 デルフィの舞姫たち
 アナカプリの丘
 西風の見たもの
ショパン アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ変ホ長調 作品22
 山縣美季(ピアノ)
 
   
   
あなたは目撃する! 花開く若き精鋭たちを!!(チラシより引用)

3月に開花していた桜は終わっていたが、駐車場横の八重桜は満開だった。

 
 
 
上野耕平 サクソフォン・リサイタル  
3月7日(日) 雨 14:00〜16:10 みやまコンセール  

上野耕平(サクソフォン)
AKIマツモト(ピアノ)

ベダール ファンタジー (ss)
リード アルトサクソフォンとピアノのための「バラード」 (as)
ベートーヴェン 魔笛の主題による7つの変奏曲 WoO.46 (bs)
ピアソラ 「タンゴの歴史」より (ss)
(休憩 20分)
バッハ 無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV.1007より (bs)
バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調 BWV.1004 (as)
 
   
   
前半は、上野さんのMC付き。
チケット完売のお礼。
ホールの響きがいい。
AKIさん曰く、伴奏もストレスなくできると。
そして、ピアノ2台出されて選んでくださいと言われてびっくりしたとも。

吹奏楽をやっている子たちだろうか、制服姿の学生も多かった。憧れの人なのだろうね。

バッハの最後、シャコンヌになるわけだが、同じ場所での独奏を思い出してしまった。
霧島国際音楽祭の川久保賜紀さんのユーチューブ映像(無観客の録画)。

アンコールは、「ニュー・シネマ・パラダイス」。

ホールの前の桜、開花しているのもあった。

 
 
 
鹿児島オペラ協会定期公演 フィガロの結婚  
3月4日(木) 雨 18:30〜21:35 宝山ホール  

アルマヴィーヴァ伯爵: 池水 成孝(バリトン)
伯爵夫人: 瀬戸口 美希代(ソプラノ)
スザンナ: 大澤 としこ(ソプラノ)
フィガロ: 鈴川 慶二朗(バリトン)
ケルビーノ: 吉留 美智子(メゾ・ソプラノ)
マルチェリーナ: 池水 扶佐子(メゾ・ソプラノ)
バルトロ: 谷口 征夫(バリトン)
バジリオ: 風 勝治(テノール)
ドン・クルツィオ: 大村 正一(テノール)
バルバリーナ: 大嵩 桃代(ソプラノ)
アントニオ: 福田 晋久(バリトン)
花娘: 風 玲奈(ソプラノ)
花娘: 瀬戸口 ひかる(ソプラノ)
鹿児島オペラ協会合唱団

引地 えり子(チェンバロ)
鹿児島交響楽団
松下 京介(指揮)

風 勝治(総監督)
馬場 紀雄(演出・字幕)
吉永 好人(照明)
井乃上 誠(舞台監督)

歌劇「フィガロの結婚」(全4幕) (モーツァルト)
(第2幕と第3幕の間で、休憩 20分) 
 
   
   
昨年3月8日の予定だったが、3度の延期で、やっと開催された公演である。
座席数は、半数に制限されチケット完売とのことだったが、来場されなかった人もいたようだ。

2014年以来の再演であるが、初めてのイタリア語による上演である。
字幕の展開に、少しドタバタすることがあったが、楽しめた。

第3幕・第4幕の筋書き、ほとんど頭に入っていなかったことに愕然とした。
情けない話である。

ちなみに、フィガロ役は、瀬戸口浩さんが病気の為、急遽の代演とのこと。

 
 
 
第11回みやまスペシャル・コンサート
結コンサート〜神々が宿るシマ 奄美のシマ唄による〜
 
2月14日(日) 曇 14:00〜15:48 みやまコンセール  

進史絵(オーボエ 3,6,8,13,15)
吉澤レイモンド武尊(サクソフォン 3,9,10,13,15)
RIKKI(シマ唄 1,3,4,5,6,7,13,14,15)
永志保(シマ唄、蛇味線 1,3,4,7,11,13,14,15)
伊地知元子(編曲、ピアノ、シンセサイザー 1,2,3,7,8,9,10,11,12,13,15)
崎山智華(ソプラノ 8,10,12,13,15)
藤明美(ヴォーカル 2,7,8,9,13,15)
盛山春樹(ピアノ 5,6,7,8,10,12,13,15)
中山伊都子(司会)

 1. 朝花節
 2. よいすら節
 3. 糸くり節
 4. むちゃ加那
 5. 俊良主節
 6. ファイナルファンタジー]主題歌「素敵だね」
 7. 稲すり節
(休憩 15分)
 8. 結音頭
 9. 永良部の子守唄
10. 徳之島の子守唄
11. 島育ち
12. いつか風になる日
13. いきゅんにゃ加那
14. ワイド節
15. 六調
 
   
   
牧園町の沿道には、紅白の梅が目立つ。

50%制限の客席だが、満席に見えた。
1月(霧島国際音楽祭)はそうではなかったが、日曜日でなかったからだろうか。それとも、
奄美出身の人達が多く来訪されたのだろうか。

 
 
 
薩摩フルートの会 ニューイヤーコンサート2021  
1月30日(土) 晴 15:00〜16:38 川商ホール(第2)  

中島暢宏指揮(後半) 薩摩フルートの会

ラヴェル ボレロ
ピアソラ リベルタンゴ
ピアソラ オブリビオン
チャイコフスキー バレエ音楽「くるみ割り人形より」
 トレパック、アラビアの踊り、中国の踊り、葦笛の踊り
村松崇継 彼方の光
(休憩 15分)
ヨハン・シュトラウス 春の声
ヨハン・シュトラウス ピツィカート・ポルカ
ヨハン・シュトラウス 芸術家の生涯          
ヨハン・シュトラウス トリッチ・トラッチ・ポルカ
チャイコフスキー 組曲「眠りの森の美女」より ワルツ
 
   
   
調べてみれば、今回が2回目と、私には冷遇されているコンサートである。
タイミングの問題が多かったのだけど、好みの問題もあるかな。

前半が、ドレス姿のメンバーによるアンサンブル。後半が、全員によるオーケストラ。

司会は、コントラバスの清水かおりさん。

アンコールは、「花は咲く」、「クラリネット・ポルカ」(だと思うのだけど)。

 
 
 
鹿児島大学学友会管弦楽団 第104回定期演奏会  
1月24日(日) 晴 14:00〜16:15 宝山ホール  

戸澤采紀(ヴァイオリン)
大河内雅彦指揮 鹿児島大学学友会管弦楽団

シベリウス 交響詩「フィンランディア」 作品26
チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35
(休憩 15分)
ドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調 作品95「新世界より」
 
   
   
温かくて、行きは車のエアコンを軽くつけて走行。

馴染みのなかったのは戸澤さんのアンコールだけ、という名曲コンサート。
なんて、前回(第102回: 2020年1月26日)と同じ表現をしている。

第103回はコロナの影響で中止に追い込まれ、今回は実施できるか不安があっただろうし、練習時間も足りなかったのだろうと思われる演奏だった。

オケのアンコールは、学生指揮の今村さんによるドヴォルザークの第4楽章(途中から)。

帰宅後、気づいたのだが、
第85回日本音楽コンクール受賞記念演奏会(2017年4月23日@みやまコンセール)で、
「戸澤さんは、高校2年生。すごいね。」と書いていた。

ちなみに、平年なら、オケは2月に日フィルなのだが、今年は中止。
3月にN響公演があるのだが、残念だが私はパスすることにしている。

 
 
 
 
第41回霧島国際音楽祭
ザ・カルテット!! 究極の室内楽
 
1月9日(土) 晴 15:00〜17:10 みやまコンセール  

クァルテット・インテグラ(1)
 三澤響果、菊野凛太郎(ヴァイオリン) 山本一輝(ヴィオラ) 築地杏里(チェロ)
カルテット・アマービレ(2)
 篠原悠那、北田千尋(ヴァイオリン) 中恵菜(ヴィオラ) 笹沼樹(チェロ)
原田幸一郎(3)(ヴァイオリン)
磯村和英(3)(ヴィオラ)
堤剛(3)(チェロ)
青柳晋(3)(ピアノ)
 
   
1 ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第5番イ長調 作品18−5
2 ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第7番ヘ長調 作品59−1
(休憩: 15分)
3 シューマン ピアノ四重奏曲変ホ長調 作品47
 
   
   
霧島連峰は、韓国岳だけが雪化粧していた。
朝方は積もっていたであろう道路の雪はすっかりなくなっていた。

5日よりは、駐車は少なかった。
5日と違って、全て聴いたことのある曲。

アンコールは、用意していなかったので、第3楽章をもう一度ということに。

 
 
 
 
第41回霧島国際音楽祭
ニューイヤー・オープニング・コンサート
 
1月5日(火) 曇 18:00〜20:28 みやまコンセール  

川久保賜紀(1)(ヴァイオリン)
青柳晋(1) (ピアノ)
堤剛(2、3) (チェロ)
鈴木優人(4、5、6) (指揮、チェンバロ)
バッハ・コレギウム・ジャパン
 鶴田洋子(5)(フルート)
 三宮正満(6)(オーボエ)
 若松夏美、荒木優子(4、5、6) 高岸卓人(5、6) (ヴァイオリン)
 成田寛(4、5、6) (ヴィオラ)
 上村文乃(4、5、6) (チェロ)
 今野京(4、5、6) (コントラバス)
 
   
1 ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 作品24「春」
2 藤倉大 tsutsumu
3 カサド 組曲
(休憩 20分)
4 バッハ チェンバロ協奏曲第4番イ長調 BWV1055
5 バッハ 三重協奏曲イ短調 BWV1044
6 バッハ チェンバロ協奏曲第8番ニ短調 BWV1059R
 
   
   
賜紀さんに「春近し」と言われたのに、堤さんに「まだまだ冬だよ」と言われ、
鈴木さんに「いえいえ、もう春がそこまで来てますよ」と言われた。なんてね。

最初と最後(アンコール)だけが既知の曲で、残りは(多分)初めて聴く曲だった。
なお、2は音楽祭委嘱作品で、世界初演とのこと。

ちなみに、堤さんのアンコールは、シューベルトの「ロザムンデ」からマーチ。
最後のアンコールは、バッハの管弦楽組曲第3番からエア。ただし、フルートとオーボエも参加することにした編曲版。

週末は、雪が心配だ。

 
 

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