9月5日(日) 曇後雨 「釣り日誌 第1話」 午前3時半、いつもの波止場。人出は、日曜のせいか、先週(金曜夜から土曜朝)より多かった。 狙いは、今度もタチウオ。関東ではあまり見かけなかったけれども、関西以西では塩焼き、煮付け、刺身と結構食べるのではなかろうか。名前のごとく、銀色に光る太刀を思わせる魚体。かかったときの横走りは爽快である。 えさは、キビナゴ(スーパーで売っている)がポピュラーだが、ここのタチ君は、アジを追っかけて湾内に入り込んでいるので、やはり、アジのほうが釣れるようだ。 というわけで、まず、餌となるアジを釣る。いつもは、入れ食いなのだが、なぜか今夜はなかなか釣れなかった。 なんとかゲットして、鼻と背中にハリを刺して(痛そうだ)、電気ウキをつけて軽く投げる。後は、漂うウキを見つめているだけ。水中では集魚用の緑のライト(のようなもの)がゆらめき、餌のアジが元気に泳いでいるのがわかる。 いつしか日の出。今回はボーズ(釣れなかったということ)。
ところで、先着の人たちは、我々みたいに男だけというグループが多いわけだが、家族連れも結構いた。ただ、気になるのは、2・3歳の子供がいたことだ。いくら親の趣味とはいえ、こんな真夜中に起こしといて付き合わせるというのは、どうかなと思ってしまった。もっとも、パチンコのために、炎天下の車中に置きっぱなしというよりは、はるかにいいとは思うが。 最後に、今朝の一句。 とんび鳴き精霊船にとんぼ飛ぶ お盆に流した精霊船を拾い上げたのだろうか、浮き桟橋に1艘。上空では、とんびがヒュルヒュル鳴いている。船の上には、赤トンボが舞っている。そんな港の朝でした。 |