9月17日(金) 晴 「釣り日誌 第3話」 上弦の月は暈(かさ)をかぶっているが、雨は大丈夫のようだ。うーん、今夜も多いな。みんな、他にやることないのか、と勝手なこと言いながら車を止める。 海水をバケツにくみ、アミエビにぬかを混ぜてコマセを作る。(アジ用) その間に、師匠はアジ釣りに。1尾目は、私がもらって早速投げる。5分もしないうちに、当たりが。 生まれて初めてのゲットだ。60cmくらいの小ぶりのタチウオ。餌のアジがなかなか釣れない。隣の夫婦は、キビナゴで釣っている。「場所がいいの、あそこは。我々の場所では、生きアジでないと釣れないだろう」とは、師匠の弁。 23時頃、納竿。 「ビギナーズ・ラックだな。」と言ったら、「もう何回来てます? ビギナーズとは言えまへんで。」と師匠。確かに、ここには、8月21日以来、もう6回も来ているのであった。 大家さんがまだ起きていらしたので、3尾をおすそ分けして、2尾を持ち帰る。頭を落とし、内蔵を出す。アジがそのままの形で出てきた。ふー。 4等分して8片に。2片を塩焼きで、酒の肴にする。ほろほろとしてうまかった。残りは、ショウガと砂糖と醤油で煮付けに。 今日は、例の夫婦がいた場所で釣りたいので、午後3時に出発しようということになっている。アジ釣って、暮れるまではビールを飲んで、のんびり過ごすことになるかな。 |