ホリデイ・ライターの釣り日誌

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9月23日(木) 曇後雨 「釣り日誌 第5話(その1)」

雨は降っていない。6時過ぎ、台風18号の気象情報を見てから出発。長崎バイパスから入り、託麻P、えびのPで休憩し、薩摩吉田ICで降りる。釣具店に寄って、小物を買い、11時過ぎに帰宅。

台風18号のスピードが、まだ「ゆっくり」と表示されている頃、自宅から車で10分の波止場にいた。

風は強い、波もある。でも、桜島の右、大隅半島の上空には入道雲とともに青空も見える。釣り人は、車の数でカウントすると10台くらい。

仕掛けを投入しても、すぐ流されるほどの潮流。竿も2本の手でしっかり保持していないと飛ばされそうな風になってきた。1時間もいなかったかな。雨がぱらぱらしてきたので、帰り支度。車に乗り込んだときは、大雨になっていた。

結局、釣果は名も知らぬ魚1尾(鹿児島ではアメと呼んでいるらしい、スーパーで売っていた)。他にも、ちっこいのが20尾くらい釣れたのだが、リリース。餌代等を考えると、なんとももったいない釣りであった。

「らせん」の最終回を見て、すぐ寝て、そのまま朝まで目覚めず。家人は、風の音で目が覚めたそうだ。停電もあったようだ。(苦笑)


9月24日(金) 曇時々雨 「釣り日誌 第5話(その2)」

朝のNHKニュースで、熊本上陸を知る。雨戸を開けてみると、まだ雨風は強い。

おだやかになってから、外に出てみる。門柱の扉(木製)が、ぶっとんでいた。車庫のシャッターが開いていた。植木鉢が割れていた。いずれも、防ごうと思えば防げる事象だったが、ちょっと油断してたかな。

昼食後、買い物に。街路樹(クロガネモチ)がポッキリ。交差点の信号機が横向いて、青なのか赤なのかわからないので、徐行する場所も。

釣れているかを見るために、帰りに、港に寄ってきた。まだ、駄目のようである。波は静かだったが、朝夕でないと駄目なのかもしれない。

明日の朝か、夕方に行ってみようかと考えている。まだ、思い出したように、どーっと雨が降る。天気予報では、晴だとは言っているが、あくまで平均値だから。

夕方のニュースでは、4トントラックが横転したとか、停電とか、座礁とか、いろいろやっていた。他県では、死者も出ているとか。ご冥福を祈ります。


ちなみに、新聞によると、今日(9月24日)は、西郷隆盛の命日。

司馬遼太郎『翔ぶが如く』「露の坂」の章に、こう書いてある。

−−−−−引用開始−−−−−

 二十四日午前三時五十五分に、総攻撃開始の号砲が鳴りわたったときに、(中略)

 西郷は突んのめるようにして倒れたが、すぐ体をおこし、後の別府晋介をかえりみて、

 晋ドン、モウココデヨカ。

 別府は「そうじ(そうで)ごわんすかい」といって駕籠をおろさせ、従僕の小杉・豊富の両人に介添されて地上に立った。かれは天地のなににもまして西郷が好きだったが、このとき気丈に抜刀し、西郷の背に立ったのは、西郷の介錯をするという栄誉と義務感にささえられていたからに相違ない。
「御免なって賜(た)も」
 というや、別府の刀が白く一閃して西郷の首が地上に落ちた。

−−−−−引用終了−−−−−

9月24日、陰暦かもしれないと思い調べたところ、太陽暦採用は、1872年。西南の役は1877年。確かに今日でした。

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